作家の持つ雰囲気や作風をウェブという媒体の上で見事に表現した ThevertMenthe さんのギャラリーサイト

doxas : 2026-01-06 12:21:15

世界のなかに引き込まれる

今回ご紹介するのは ThevertMenthe さんというアーティストのウェブサイトです。

こちらのアーティストさん、おそらくフランスのアーティストだと思うのですが、どうやらボールペンを画材として絵画を描いている方みたいですね。

SNS なんかでもたまに、ボールペンを使って本物とみまごうようなリアルな絵を描いている例などを見かけることがありますが、ThevertMenthe さんの場合はちょっと方向性が違ってなんとなくシュルレアリスムっぽい感じの作風のように感じます。

ちなみに、今回のサイトの WebGL を含めたすべての実装を担当されたのは @DaultLafon さんで、アーティストと一緒に今回のサイトを作り込んでいったそうです。

リンク:

ThevertMenthe

本物を見てみたい欲求に駆られる

まず前提として、わたしは美術に関してはまったくのド素人なので、シュルレアリスムのなんたるかを理解しているわけではありません。

ただ、シュルレアリスムというキーワードと共によく目にする絵から受けた印象というのはなんとなく心のどこかに残っており、今回のサイトからはそれと同じような気配を感じる気がします。(作家さんがそういう意図で作品を描かれているのかはまったくわかりません)

すごく個性的な世界観の作品が多く、またそれを見事にウェブ上にも投影しています。

作家さんのウェブサイトなので、おそらくご本人も監修のうえで制作されたウェブサイトなのだろうとは想像しますが、絵画作品とおなじ世界観が見事に体現されているように感じますね。

キャラクターを操作して壁に掛けられた絵画作品を自由に見ながら歩き回る、というような体裁なのですが、ページ遷移の際に再生されるアニメーションなんかも含めすごく精緻に作り込まれている感じがします。

各作品もそれぞれに味があり、これボールペンで描いているのだとすると実物はもっとすごい質感を持ってるのだろうなと想像してしまいます。

仮想空間を歩き回るという建付けなので、そういう意味では WebGL によって 3D 空間を表現しているウェブサイトではあるのですが、サイト内には 3D 表現意外にも WebGL が活用されている場面があります。

絵画が切り替わる瞬間のディストーションエフェクトはわかりやすい例かなと思うのですが、こちらもなにかこう、なにかしらの意図を感じる仕上がりです。

ちょっと古い例えになってしまうかもしれないですが、ウェブサイトも各絵画もどこか「夢日記」的な雰囲気で、不思議な魅力がありますね。

キャラクターの造形が黒いラインのもじゃもじゃであったり、シーン遷移のエフェクトが無数のラインによって表現されるものであったり、本当にサイト内のあらゆる要素に作家さんの気配がします。

キャラクターが歩いた場所にはうっすら足跡が残るようになっていたりもするのですが、こういう小さな演出の1つ1つに意味があって、今回のウェブサイト全体がなにか一種の作品的なものとして構築されているような気さえします。

こういうウェブサイトはやっぱり WebGL があってこそ成り立つもののひとつだと思うので、変な先入観は捨ててじっくり楽しみたいですね。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

ThevertMenthe

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