
東アジアで伝統的に受け継がれてきた知恵や文化をテーマにした CRAFTS OF LIFE の情報量がすごい
ただしロードは若干重いので注意
今回ご紹介するのは CRAFTS OF LIFE というタイトルのウェブサイトです。
サイトを開いた直後から漢字が出てくるので最初は中国で作られたウェブサイトなのかなと思ったのですが、どうやら中国のあたりの地域を研究しているチューリッヒ大学の方々が制作に携わったサイトのようですね。
About ページを見る限り、モンゴルや中国・黒龍江省あたりの民族が持つ、生活の知恵や文化、またはそのなかで受け継がれる職人技みたいなものを扱っているみたいです。
情報量が多くて見応えがあるのですが、若干ロードが重い感じがあるのでその点は注意してください。
リンク:
手描きイラストを用いた 2.5D
いきなり全然関係ない話をしちゃうのですが、2D と 3D の間の 2.5D みたいな言い方ってめちゃくちゃ変ですよね…… いや、言わんとしていることはわかるんですけど、3D 空間の中に置かれた平面なんだからそれは 3D やろ! といつも思っています。
さて余計な話はさておき、今回のサイトでは民俗学と言ったらいいんでしょうか、中国のあたりで生活していたいくつかの民族の暮らしがテーマになっています。
ここで扱っている民族のみなさんがいまも当時のような暮らしを継続してらっしゃるのかはわからないのですが、かなり詳しく情報が整理されています。

若干ロードに時間が掛かってしまうのは日本から見ているからなのかもしれませんが、結構たくさんの画像や写真、イラストが使われているのでそれらのリソースのダウンロードに時間が掛かっている側面ももしかしたらあるのかもしれません。
WebGL を使って地球のようなものを表現していたり、イラストを空間的に配置して立体的に見せたりと、WebGL を使わないと表現が難しいような演出がいくつか見られます。
ただ、3D モデルの人物やオブジェクトは出てこないようですね。

スプライト的に、2D イラストを配置して当時の様子を説明するビューがあり、そのビューのなかにたくさんのプラスマークのアイコンが浮かんでいます。
アイコンをクリックすると、それについての詳細が出てくるようになっており、これめちゃくちゃ詳しく説明されていて普通に資料として見ているだけでも相当おもしろいです。
このプロジェクトはこういった文化や歴史に関することをしっかりと残し、継承していくことを目指しているのだと思います。

サイト内には写真の資料もあるのですが、当たり前のことを書いてしまいますけれどもすごくリアリティがあり、ちょっとゆるい感じのイラストとも相まって絶妙な世界観が描き出されています。
日本の古い民芸などとは全然違った感じがあって、いろいろ見ているだけでも興味をそそられます。
WebGL 実装としては技術的にはどちらかというと…… 正直に言えば拙いところが目立ちます。
ただそこは今回のサイトの場合は主眼ではなかったんでしょうね。要は、エンタメにしたかったわけではないんだと思います。より簡便に情報にアクセスするインターフェースを考えたときにこういう構成になったのではないかなと想像します。
資料として、普通に楽しめます。
ぜひチェックしてみてください。