
多彩な図形と幾何学模様が広がる世界を描き出す株式会社ジェネラティブエージェンツのコーポレートサイト
空間的広がりを感じさせる背景演出
今回ご紹介するのは株式会社ジェネラティブエージェンツのウェブサイトです。
公式サイトに記載されていることをそのまま引用すると「AIエージェントがあらゆる業務のハブとなり、人間とAIエージェントが協働することが当たり前になる世界を目指しています」とのことで、AI を活用した事業を展開してらっしゃる企業さんのようです。
AI という先鋭的な技術を用いつつ人間との協業を目指しているその理念が、サイト内にもうまく取り込まれています。
リンク:
株式会社ジェネラティブエージェンツ | AIエージェントと協働する世界をつくる
さまざまなグリッチ表現
今回のサイトの演出には、どこかアナログとデジタルが融合したような印象を受ける見せ方が多いように感じます。
トップページは「デジタルっぽさ」がある意味で一番強調されている部分かなと思うのですが、社名の大きなテキストの部分がグリッチエフェクトによって一定の頻度で変化します。
比較的よく見かける画像が細切れになるタイプのグリッチとはちょっと違った風合いがあっておもしろいですね。

いやこれ、静止画で見ても全然その質感が伝わってこないですね……
静止画で見てしまうとどうしてもカオス感が強くなりすぎてしまいますが、実際に動いている様子は本当に一瞬のエフェクトなので、ここまでノイジーな印象ではありません。
なんとなく、アナログなテレビ(ブラウン管テレビの時代)を想起させるような感じのエフェクトで、なかなかインパクトがあります。

今回のサイトの特徴がもう1つあるとすれば、図形や幾何学模様を用いたコンテンツが多いということも言えると思います。
図案化することで物事がより直感的に捉えられるように工夫されています。
個人的におもしろいなと思ったのは、そういった「わかりやすさ」のなかにさりげなくグリッチ的な演出や要素がひっそりと仕込まれているんですよね。
文字が点滅するような演出や、チリチリとわずかに画像が揺らめくような演出が随所にあり、うるさくなりすぎない感じで上手に演出されているなと思いました。

AI という言葉を見聞きしないことがないくらい、最近ではなにかと話題にあがる AI ですが、ビジネスシーンでどのようにそれを活用していくのかは、まさにいま世界中で模索されているところでしょう。
人間と AI を二項対立のように見るのではなく、両者が協業する先の世界を見据えて進んでいくという態度が、今回のサイトの背景に広がる 3D 表現にも込められているのかなと思いました。
WebGL の技術的にはそれほど複雑なことはしていないと思いますが、サイト全体のトーンに合わせるように WebGL だけでなくあらゆるものを活用している感じがあり、とても完成度の高い事例だと思います。
ぜひチェックしてみてください。