
クリエイティブエージェンシー Leeroy が贈るモントリオールを舞台とした実験作品が味わい深い
イラスト風のテイストが素晴らしい
今回ご紹介するのは、Leeroy というエージェンシーが公開している実験作です。
特になにかの販促やプロモーションがあるわけではなく、純粋に技術デモというかたちで公開しているものだと思われます。
イラスト風の CG が非常に素晴らしい質感になっており、ゆったりと楽しむ、そんな姿勢で見てみるのがよい気がします。
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細かいところまでみっちり作り込み
今回のサイトは、なにかプロモーションといった文脈のないウェブサイトということもあって、どこか「自然体」という言葉がしっくりきます。
押し付けがましくなく、また一見しただけではなにか意味があるようにも思えないような、非常に細かい仕込みがなされていたりします。
そういう意味で、冒頭にも書いたように時間にゆとりのあるときに、ゆったり楽しむのがいいじゃないかなと思います。

ビジュアルは非常に素晴らしい、と感じます。
イラストのようなテイストは 3D 的に表現されている部分と、もっとシンプルに普通に 2D で表現されている部分とがあるのですが、両者の境界が意図的に曖昧にされている感じがあり、すごく一体感があります。
おおまかに、コンテンツとしては3つのシーンがあるのですが、それぞれのシーンごとに固有のトーンと風合いがあり、画面内にある星の形をしたアイコンをクリックすることでさらに変化が起こるようになっています。

星のアイコンをクリックすると写真がズラッと出てくるなどのわかりやすい変化が起こるのですが、使われている写真や効果音などもコンテンツのトーンにマッチしていていいかんじです。
モントリオールを舞台とした、その地域の魅力を上手に可視化したような内容で、イメージとしては観光誘致などの目的に使えそうな質感です。
画面内をいろいろ観察したり、クリックしたあとの反応を楽しんだり、急いで流し見するのはもったいないと感じるような丁寧な仕事だと感じました。

わたしはカナダに行ったことがない…… というかそもそも海外に行ったこともない引きこもりなんですが、こういうの見てしまうと一度行ってみたいなと思ってしまいますね。
今回のサイトの場合は一見するとイラストを中心に構成された、平面またはレイヤー構造を活用した半立体みたいなコンテンツなのかなと思ってしまうかもしれませんが、それが突然立体的に動く CG であるとわかるとなかなかインパクトがあるのではないでしょうか。
CG でなければできないようなアニメーション、トランジションもいろいろ使われていますので、実装者の目線で観察してみてもまた楽しい事例だと思います。
ぜひチェックしてみてください。