
小さな WebGL 表現を多彩に組み合わせて表現されたいかにもエンタメ系な T11 のウェブサイト
まとまりがあるかと言われると……
今回ご紹介するのは T11 という企業のウェブサイトです。
どうやらこちらの企業は、いわゆる音楽ライブなどのエンターテイメント系のイベント運営をサポートする企業のようですね。
WebGL を使った演出がいくつか盛り込まれているのですが、全体として統一感があるかと言われると、ちょっとそういう一種のまとまりみたいなものは希薄なように感じました。
リンク:
T11 - Unforgettable Experiences - 360° Events Management Partner - Middle East + Asia
とはいえエンタメ系ならありなのか
今回のサイトの演出は、ものすごいド派手なものがドーンと1つあるというよりは、それぞれ見栄えのする小さな演出が散りばめられている、という感じが印象としては近いです。
ここで言う「小さな演出」というのは、WebGL が登場して以降、さまざまなウェブサイトで幾度となく導入されてきた「なんかどこかで見たことがあるような演出」と言い換えることもできます。
けして悪口が書きたいわけではないのですが、言葉で説明するのが難しいですね…… けして、品質が低いとか、絵がキレイじゃないとか、そういうマイナスのことが起こってるわけではありません。

この上のスクリーンショットは、ページが開かれた直後に表示されているキービジュアルの部分です。
若干色が暗いので見えにくいのですが、画面の中央に同社のロゴマークの 3D モデルが浮いています。
その表面は鏡面仕上げのようにツルツルっぽい質感を持ちつつ、後ろの背景部分で流れている動画の様子が微妙にディストーションしながら映り込む感じで、すごく見た目がユニークな仕上がりになっています。

また、先ほど少し書いたとおりで、今回のサイトにはいろんなエフェクトが散りばめられています。
たとえば横方向にスワイプするように動かすことができる要素が、ユーザーの操作に応じてインタラクティブに歪んだり…… 縦にスクロールしていくと、文字が画面の端あたりでレンズで歪んだような感じで描画されたり……
なんかこう、どこかで見たことがある感じのエフェクトがいろいろ使われています。
けして品質が低いわけではないのですが、それぞれの演出同士にあまり統一された文脈みたいなものは想定されていないように感じますね。

いろんな演出が小さく盛り込まれているこの状況は、すご~く解釈を拡大すると、ライブやフェスでさまざまなアーティストがそれぞれの個性を発揮しているのに似ています。
なんかこれはこれで、別にありなのではないか? と感じた部分もちょっとありました。
ただどうしても、全体として見たときのチグハグ感みたいなものは個人的には感じてしまいました。みなさん的にはどう感じるんでしょう、特にデザイナーさんたちの意見を聞いてみたいですね。
WebGL 実装という意味では、キービジュアル部分は個性的なビジュアルですごくおもしろい事例だと思います。
ぜひチェックしてみてください。
リンク:
T11 - Unforgettable Experiences - 360° Events Management Partner - Middle East + Asia