
まるで夢の国にいるかのような手描きのイラストで構築された Tomasz Szmajda さんのポートフォリオ
不思議な世界を堪能しよう
今回ご紹介するのは Tomasz Szmajda さんというクリエイティブ・デベロッパーさんのポートフォリオサイトです。
おそらくご自身で描かれたのであろう手描きイラストが大量に用いられている不思議なポートフォリオサイトで、BGM も合わせて個性的な世界を演出しています。
モノクロをベースにした一見色の少ないサイトのようにも見えますが、じっくりと楽しめる仕掛けがたくさん用意されています。
リンク:
Tomasz "ITom" Szmajda | Creative 3D Portfolio
けして手抜きで白黒なわけではない
今回のサイトの印象って、手描きのイラストを使っているということがまず第一に感じられる部分ですが、色味の少なさ、その白く無機質な質感も訪問者がまず感じる部分ではないかなと思います。
ただいろいろ見ていくとわかるのですが、けして手抜きで白黒の世界になってしまっているわけではなく……
それも演出を成り立たせるための意図的なものであるということが、サイト全体を見ていくとわかります。

スクリーンショットでは伝わらないのですが、キャラクター的に描かれるものなど、一部の要素は絶えずアニメーションして動いています。
また、あえてパラパラ漫画のようにいくつかのイラストを切り替えているように見せている場面もあったりして随所に意図が感じられる作り込みがされています。
3D シーンは原則としてモノクロなのですが、カーソルをホバーさせた際などに一部の要素の色がカラフルに変化したりすることで、そこに干渉可能であることをインタラクティブな演出として表現しています。

用意されている 3D シーンも結構多くて、これ作るのかなり大変だったんじゃないかなと感じました。
カーソルをホバーさせるとカラーに変化する要素が思った以上に多く存在するので、むしろ素材を用意するの大変だったのではと想像してしまいます。
自身のポートフォリオサイトなのだからということで、目一杯、自分自身の心象風景みたいなものをウェブサイトに詰め込んだのだろうなと思いました。

今回のサイトのような手描きの素材を用いる場合、難しいのは質感に統一感を持たせることと、その質感のなかに解像感の違いが露出しすぎないようにすることだと思います。
元の素材の解像度が違うと、線の太さやその鮮明さが不均一に見えてしまう場合がどうしても出てしまい、せっかくの世界観がいびつになってしまうことがあると思うんですよね。
今回のサイトには若干そういうふうに見えてしまう場面があるにはあるのですが、それを差し引いても、これだけの素材を手で地道に用意していくその執念にはなにか凄みのようなものを感じました。
ぜひチェックしてみてください。