
ボケのような表現を取り入れつつ演出を派手に組み込んだ Giulio さんのハイエンド・ポートフォリオ
初期化は重いです
今回ご紹介するのは Giulio さんというクリエイティブ・デベロッパーさんのポートフォリオサイトです。
この記事のタイトルにあえて「ハイエンド・ポートフォリオ」と書いたのですが、これはご本人がそう称しているのではなくて、わたしが勝手にそう感じたというだけのことなのですが、まあすごくビジュアルに凝ったポートフォリオサイトとなっています。
初期化はかなり負荷が高い瞬間があるようなので、その点はちょっと注意が必要かもしれないです。あと結構大きな音が鳴る場合があるので、そのあたりも気をつけたほうがよいかもしれません。
リンク:
They Call Me Giulio :: Creative Technologist & Developer
玉ボケのような演出がキレイ
今回のサイトは、昭和・平成世代にしか伝わらないであろう言葉でいうと「ペプシマン」のような、全身が金属の質感で構成されたキャラクターによって演出されています。
たぶん、X などの SNS のアカウントを見てもそのキャラクターが使われているので、同氏のアイデンティティ的なものを表すキャラクターなのでしょうね。
トップページから非常に凝ったビジュアルが展開され、玉ボケのような質感が世界に華を添えています。

この上のスクリーンショットは、一番最初に表示されるシーンから次のシーンへと場面が切り替わる瞬間の様子です。
上半分のシーンと下半分のシーンが、それぞれ異なる場面になっていて歪んだように緩く重なりながらトランジションしています。
こういったトランジションなどの演出も非常に凝った作りになっていて、一枚絵としての完成度とインタラクティブ性のある演出としての完成度、いずれも高い水準でまとめられていることがわかります。

ドラゴンボール世代なら絶対に聞いたことがあるであろう効果音が使われていたりして、きっとそういうカルチャーが好きな方なんだろうなと想像が働きます。
全体的にボケ、ぼかし、あるいはブルームといった効果が多く使われておりビジュアルの方向性は一貫しています。
最近はこういうフル 3D のポートフォリオって結構珍しいような気もしますが、すごくしっかり作り込まれているような感じがします。
ここではスクリーンショットこそ撮っていないですが、いろいろな仕掛けもあって工夫されていますね。

AI の補助もあって WebGL が手軽に利用できる時代ですが、こういったハイエンドなビジュアルを持つ 3D 表現はやっぱりまだまだ全自動では作れないと感じます。
WebGPU などの次世代 API の登場でどんどん最高到達点は更新されていくのでしょうが、結局さまざまな環境で安定して動作することなどを考慮に入れれば、そのなかで何を重視してサイトを作るのかは最終的には人間が判断しないといけません。
今回のサイトはおそらくですが演出に軸足を置き、とにかく派手に、感情のままに、自分の思い描いたビジュアルを作っていった結果なのではないかなという気がしました。
ぜひチェックしてみてください。