
一貫したコンセプトのなかで展開される多彩なシーン構成が秀逸な Daoism Systems のウェブサイト
画作りの方向性は統一感がある
今回ご紹介するのは Daoism Systems というスタジオのウェブサイトです。
いまどき Web3 というのがどれくらい訴求力のある言葉なのかわからないのですが、ウェブサイトのタイトルには Web3 & AI Engineering Studio とあるので、いわゆる普通のウェブサイトの開発をしているという感じではないのかもしれないです。
ウェブサイトの雰囲気も、どこか近未来的というか現実感が希薄な感じのビジュアルが大半を占めているように感じます。
リンク:
Daoism Systems — Web3 & AI Engineering Studio
絵としての完成度は高い
今回のサイト上では、大きく2つ、画作りの方向性があるように感じます。
1つは、流体表現などを用いたリッチなビジュアル。
そしてもう1つは、モノクロで無機質な世界観です。
両者はそれぞれ反目し合うでもなく、いい感じに相乗効果のあるかたちで仕上げられているなと思います。

トップページでは、流体とはちょっと違うのですがパーティクルがカーソルによって押し流されるような演出を見ることができます。
流体ではないけれど、流体に通じるようなどこか物理現象を想像させる動きになっていますね。
その他のシーンでは、普通に流体表現のポストエフェクトが導入されていて、シーンがカーソルの動きによって歪むようになっています。
かなり収束の早いタイプの流体表現ですね。

サイト内にはたびたび同じような構造を持ったオブジェクトが出てくるのですが、これはなにを表現しているものなのでしょうね。
自分は英語が全然得意ではないので、見た目の印象でしかここでは語ることができないのですが、無機質な構造体で有機的な構造物を表しているような…… なんとなくそんな印象を受けます。
ここではスクリーンショットこそ撮っていないですが、いろんなタイプのポストエフェクトを使った演出がたくさん実装されているので、なにも考えずにぼんやり見ているだけでも楽しいと思います。

ウェブサイトの内容とは関係ないことをいきなり書いてしまいますが、Web3 とか AI とか、この手のキーワードを前面に押し出す感じは果たして現代のマーケティングとして妥当な選択なんでしょうか…… どうしてもそこを心配してしまいます。
サイトの雰囲気は、良くも悪くも未来的な感じなのですが全体的になにをいいたいのかよくわからない、みたいにも捉えられてしまいそうです。
WebGL を使った表現の数々は非常におもしろい内容なので、開発者の目線だと見ていて非常に興味深く参考になる事例だとは感じます。
ぜひチェックしてみてください。