
アポロ11号の月面着陸時の様子を疑似体験できる雰囲気たっぷりな 21 Hours on the Moon
とても完成度が高い
今回ご紹介するのは、21 Hours on the Moon という名前のウェブサイトで、アポロ11号の月面着陸をテーマにした没入感あるコンテンツを体験することができます。
いままさに進行しているアルテミス計画では、2028年に有人月面着陸を目指しているようで、どうやらそれに関連してこのサイトが作られたみたいです。
アポロ11号に関連した情報から、実際に人が月面に滞在した21時間を疑似体験することができるようコンテンツが構築されています。
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疑似立体表現やグリッチ表現
今回のサイトでは、あまりこう…… わかりやすく 3D っぽい表現はそんなに多くありません。
サイトのイントロで、まず大きな月の 3D モデルが出てきますが、実際はわかりやすく立体的になっているのはそのシーンくらいです。
個人的にはどちらかというと、体験全体をウェブというプラットフォーム上に構築しているという、デザイン的な文脈のほうに凄みを感じます。

月面で、実際に宇宙飛行士たちが活動した様子を疑似体験できるようなコンテンツであり、月の上にアイコンが並んだマップのようなインターフェースがその最初の入口になっています。
アイコンをクリックすると、たとえば月面の風景であるとか、ナレーションであるとか、なにかしらのコンテンツが再生されるようになっています。
デザインがすごくかっこいいですね…… SF すぎるわけでもなく、どちらかというとアポロ11号が実際に月に到達した1969年くらいの、若干レトロな感じが意図的にデザインに盛り込まれている感じもします。

ドキュメンタリー風に表示されるような場面では、一部、画像が疑似立体で処理されているように見える場面がありますね。
要は、深度マップのようなものを使って、擬似的に立体感のある視差効果を演出するタイプの WebGL 実装です。
これがあることで、より没入感のある不思議な質感を表現できていると思います。
言葉で説明するのは難しいのですが、目線が実際の人の視点になるように計算されていたり、かなりしっかり考えた上で構成されている感じがすごいです。

派手な 3D 表現を駆使したものとは全然違った方向で、これはこれで WebGL を用いた表現の極めて優れた事例だと思いました。
インターフェースがたまに明滅を繰り返すようにジリジリと点滅したりするのは、すごく些細なことなんですが、コンテンツの色というか、空気感に大きく影響を及ぼしていると思います。
こういう丁寧な仕事ができるというのは本当にすごいですね。
純粋に、資料として見てみてもまったく不足はないというか、普通に楽しめると思います。
ぜひチェックしてみてください。