あまりにも強烈なセンスに満ちたポートフォリオサイト Ronin161 がすごい!
ギャングを自称するだけあって飛び抜けたセンス!
今回ご紹介するのは、とあるポートフォリオサイトなのですが……
そのサイトの名前には Ronin と入っていて、これは多分、日本語の浪人を指しているものと思います。またタイトルキャプションには DIGITAL.GANG ともありますし、自らギャングを自称している感じですね……
そして、そんな強烈なネーミングセンスから感じられるとおりの、非常にクセの強い WebGL デモを使ったポートフォリオになっていて、人を選びそうだなあと感じる一方でものすごく魅力的だなとも感じますね。
非常に素晴らしいサイトであることは間違いないです。ただ、もしかするとこういう雰囲気がちょっと苦手という方もいるかもしれませんので、気をつけてもらえたらと思います。※あまり過激なグロ表現とかがあるわけじゃないです。
工夫の凝らされた数々の演出に驚愕
今回のサイト、本当にものすごく手が込んでいて、パッと見の印象に思わず驚いてしまいがちなのですが、技術的にも結構面白いところがたくさんあります。
ローディングが完了すると、いきなり人型のモデルがどーんと出てくるのですが、もうこの辺からインパクトがとても強いです。(表情とか姿勢とかがw)
カーソルの位置に向かって人型のモデルの視線が追従するようになっていたり、同時にライトの当たり方が変わったりと、インタラクティブ性も高い仕上がりになっています。
しばらく放置していると、一定の時間が経過したタイミングでグリッチ演出と共に、人型モデルの姿勢が変わったりします。
この人型のモデルが映っているシーンは、スクロール操作をすることで、中空に浮かんでいる文字がスクロールするのですが、それらをクリックすることで別のコンテンツへと移動することができます。
この移動する際の遷移エフェクトも非常に素晴らしくて、グリッチをうまく活用したかなり「映像表現としての風合いの強い」演出を見ることができます。
各事例を紹介する Work 関連のコンテンツもかなり凝っていて……
まあそれは以下のキャプチャ画像を見てもらえれば説明はいらないと思うのですが、スマートフォンサイトもそのまま画像を見せるのではなく、3D シーンの一部として紹介されています。
多分、いやこれは完全に個人的な印象の話でしかないのですが……
この作者さんきっと大友克洋好きなんだろうな……
あまりにも強烈な個性に埋め尽くされた、かなり濃密な今回のサイト。
端から端まで、とにかく隙間なく凝縮された自己表現に満ちていて、思わず言葉を失ってしまいそうになります。
驚くのは、単にそのセンスを見せびらかすという形にはなっておらず、しっかりとした技術を感じさせる表現がいくつも見られることです。
なんか静止画とかでこういう絵作りするのはそんなに難しくないというか……比較的、よくあると思うんですよね。でもこれだけインタラクティブで高品質なウェブサイトとしての体裁が作り込まれているところがなにより素晴らしいですし、驚きです。
非常に驚きの多い、素晴らしいポートフォリオサイトです。
ぜひチェックしてみてください。