
まるでエフェクトの見本市! とにかく演出をモリモリに詰め込んだ Dracarys がおもしろい
タイトル画面から凝りまくっている
今回ご紹介するのは、Robert Borghesi さんが公開している WebGL 製の技術デモです。
ドラゴンが登場するインタラクティブなデモコンテンツとなっていて、とにかく演出を盛りに盛りまくった振り切った内容となっています。
なんというか、演出の見本市みたいな感じでいろいろな意味ですごいです。
リンク:
Dracarys - Robert Borghesi LAB
特に深く考えずにぼんやり眺めるのもよし
今回のサイトはあくまでも技術デモという位置づけです。
特定の製品をプロモーションしていたり、なにか目的があってコンテンツが用意されているという感じではありません。
ページのロード直後に表示されるタイトルの時点でだいぶ凝った演出が行われていて、炎が氷とが折り重なるようなエフェクトは見ていて楽しいです。
このド派手なタイトル画面でマウスボタンをクリックしたまま一定時間ホールドすると、本編が始まります。
本編のほうは 3D のシーンとなっていて、パーティクルの集合として表現されたドラゴンが優雅に羽ばたき、時には炎を吐き出します。
パーティクルで作られたドラゴンにカーソルをホバーさせると、パーティクルが弾けるような演出が施されていたり、インタラクティブな表現をたくさん詰め込んでいる感じがすごいですね。
また、個人的に一番ユーザーを(いい意味で)驚かせると思うのが、3D シーンでマウスボタンを押し込んだときに発生する、時間を低速化させるような演出です。
こちらは時空が大きく歪むような演出と共に時間の進みがゆっくりになり、同時に BGM もスロー再生されて雰囲気満点に演出されています。
単なる技術デモにしては異常なほどにいろいろな仕込みがされていて、細かく見ていけば見ていくほど、感心してしまいますね。
なにか固有のプロモーション案件などで、今回のサイトのような演出をすることって逆にほとんどないというか……
ウェブサイトの役割を考えるとき、今回のサイトのようにただ演出をモリモリにしたいケースって実際はほぼないんですよね。そういう意味では、今回のサイトは技術デモとしてしか存在できない、そういう WebGL 実装なのかもしれません。
ここで言及できた部分以外にも、いろいろな演出や工夫が無数に実装されていますので、WebGL 開発の経験がある方であれば観察することでインスピレーションを得られること間違いなしです。
ぜひチェックしてみてください。