ディスプレイのなかにディスプレイがあり CG が描かれる面白い演出が個性的な Graveflex のウェブサイト

doxas : 2023-09-06 13:53:02

すごく個性的な 3D 表現

今回ご紹介するのは、シカゴやロサンゼルスに拠点を持つエージェンシー、Graveflex のウェブサイトです。

なんとなく、どこかレトロな雰囲気と言いますか、80 ~ 90 年代をイメージさせるような演出が盛り込まれた 3D 表現がなされており、すごく個性的で味わい深いウェブサイトとなっています。

特に Team ページで見ることができる表現は他で見たことのないかなり面白い演出だと思います。

リンク:

Graveflex

複数の次元を1つの世界に

今回のウェブサイトは、ロードが終わったあとに表示される最初のシーンがもう 3D なので、かなり WebGL を演出の中心に置いています。

3D シーンのなかには、一昔前のパソコンのディスプレイっぽいオブジェクトが置かれていたり、なんとなく不思議な雰囲気。

スクロールに連動してライトの色などが変化するようになっています。

3D シーン内に置かれているディスプレイには、なにか少し古い感じのする映像が流されていて、なんとも言葉にしにくい不思議な感覚が刺激されます。

VHS の映像のような、映像そのものの味付けというのもあると思いますが、同時にグリッチノイズのような模様が時折描かれることもあってよりレトロな雰囲気が底上げされています。

こういうのって、現代の若い世代の人たちが見るとどういうふうに感じるんですかね……

自分の場合は、VHS の映像とかはそれこそ子供のときは見ていたので、なんとなく懐かしい感じもします。

画面の右上に並んでいるリンクからは、About や Work などの下層ページへ移動することができますが、WebGL の実装という意味で非常に興味深いのは Team のページ。

こちらはトップページでも登場していたディスプレイの 3D モデルが画面に比較的大きく描かれるのですが、そのディスプレイの中にももう1つの世界があり、そこに描かれる CG がなんとも味わい深いです。

言葉で説明するのが難しいのですが、意図的にやや解像度を落としたような雰囲気と、RGB をディストーションさせたようなエフェクトがめちゃくちゃかっこいいです。

非常に個性的な Team ページの演出は、CG としてのビジュアルの面白さはもちろんですが、なによりもまずアイデアが面白いです。

フォトリアルな質感に全振りしているわけでもなく、かといって抽象的に過ぎるわけでもなく、独特な世界観を見事に表現していますよね。

あまり他では見たことのない味付けの WebGL 実装だと感じます。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

Graveflex

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