シェーダを駆使したディストーションエフェクトが美しい独自の世界を描き出す Merriment のウェブサイト

doxas : 2024-04-23 12:28:40

ただただかっこいい

今回ご紹介するのは、クリエイティブスタジオ Merriment のウェブサイトです。

なんだろうな…… ただただかっこいいと言いますか、これは完全に個人の趣味趣向が入った感想になってしまうのですが、ここまでガッツリ美しく WebGL を盛り込んで完成しているサイトは久しぶりに見たなと感じるくらい、グラフィックスがよくできています。

技術的に難しいことをしている、という意味ではなく、ウェブサイトの演出としての完成度の高さがずば抜けています。

リンク:

Merriment

どう生きてきたらこんなの思いつく人生になるんだ

今回のサイトでは、ディストーションが演出を語るうえでの大きなキーワードになっています。

ロゴを始め、背景に描かれる模様など、様々なものが大きく歪みます。

ちょっと歪んで見えるとかそういう当たり障りのない感じではなく、かなり大きくしっかり歪みます。

こういう大きな歪みを伴う演出は下手すると言いたいことがぼやけてしまうというか、大味な演出になってしまうことが多いと思うのですが、今回のサイトではそういうネガティブな印象はまったく感じません。

カーソルの位置ではさらにその歪みが顕著となり、これがまたかっこいいんですよね……

背景に広がる暗い闇のような印象と、光が当たって浮かび上がっているかのような見せ方、さらには時空が歪んだような演出とが渾然一体となって、複雑なんだけどとにかくかっこいいビジュアルに仕上がっています。

下層ページや About ページでは、背景が黒ではない色に変化するような場面もあります。

これはある種、ウェブにおける常套手段なのかもしれませんが、コンテキストが変わったということが視覚に対する刺激全体で表現されており、すごく心地よくサイト内を徘徊することができますね。

明るい背景色の場合だとちょっとわかりにくいですが、背景には常に WebGL によるなにかしらのレンダリングが行われているので、インタラクティブに反応する多くの要素によってリッチな世界観がうまく表現されています。

アブストラクトというわけでもなく、近未来的でもなく SF でもなく、でもどこか先鋭的な印象がある不思議な世界観ですよね。

一言でこの世界観を表す言葉をわたしは思いつかないのですが、高いデザインセンスと磨き抜かれた技術力でぶん殴ってきている感じがすごく好きです。

インターフェースなんかは必要最低限という感じでそのあたりもこのサイトの印象を一際特異なものにしていると思います。

WebGL の実装としてもレベルが高く、一見の価値があると思います。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

Merriment

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