優しく漂う蝶たちの動きも見事な万博向けプロジェクト「ノモの国」のスペシャルサイト
2025 年に向けて着々と
今回ご紹介するのは、パナソニックグループが大阪・関西万博に合わせて公開しているスペシャルサイト、ノモの国です。
詳細をすべて正しく把握できているかわからないのですが、万博会場というリアルな場と、バーチャルワールドという仮想空間とを同時に扱うような展示になるようです。
今回のサイトにも、一風変わった音声入力を用いた仕組みが導入されているなど、ビジュアル以外の部分にも注目すべきポイントが多いウェブサイトとなっています。
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ビジュアルも当然こだわって作られている
今回のサイトには、プロジェクトについての説明や背景についての言及、さらには最新情報などいろいろなコンテンツが用意されています。
トップページでは WebGL による 3D シーンが描かれますが、サイトのすべてのコンテンツがもれなく WebGL 化されているという感じでもありません。
CG を使って演出したい場所とそうでない場所とを、織り交ぜながらも適切に使い分けつつサイトが構築されています。
ウェブサイト上に共通するキャラクターとして、蝶の 3D モデルがあります。
単なるサイン波のような硬い動きではなく、柔らかく、漂うように羽ばたく動きが見事です。
この蝶のカラーリングを変更できるようなコンテンツも用意されていて、なんと音声入力からカラーリングが決まるような、ちょっと変わった仕組みも実装されています。
また、その他のページでも WebGL を使っている部分があり、こちらはどこかバーチャルという言葉を連想させるような演出になっています。
透明なレンズを通して向こう側の空間を見ているような質感で、仮想空間にダイブしていくような、独特な体験になっています。
ウェブサイト全体に WebGL を使って演出している部分が散りばめられているのですが、それ一辺倒にならないバランス感覚がすごいなと個人的には感じました。
実際に万博が開催される時期になると現地でいろいろな展示がされるようで、現在も最新情報が着々と更新されているようでした。
わたしには細かいところまではわからないのですが、たぶん、小さなお子さんでも直感的に閲覧ができるように、いろいろな工夫が凝らされているんだろうなという感じがします。
WebGL の演出も落ち着いたトーンなので一見そこまで派手に見えないかもしれませんが、かなり技巧的な部分が多い感じがしました。
ぜひチェックしてみてください。