個性的なパーティクルを用いたシームレスな 3D シーンが素晴らしい質感を生み出す alt Inc. のウェブサイト
とても完成度が高い
今回ご紹介するのは alt Inc.(株式会社オルツ)のウェブサイトです。
日本の企業のようですが、AI を用いたプロジェクトを主導している企業みたいですね。
独特な形状のパーティクルを用いてインタラクティブ性の非常に高い 3D コンテンツをウェブサイトに盛り込んでおり、世界観も含めてとても完成度の高い仕上がりになっています。
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滑らかで軽快な動作が見事
今回のサイトは背景部分が 3D シーンで描画され、それが絶えずコンテンツの内容にリンクしながら変化するという体裁になっています。
質感としてはいわゆる加算合成のような感じで、明るく輝くパーティクルが美しくサイト内を彩ります。
パーティクルはただの点というわけではなく六面体っぽい感じの形をしていて色や大きさも様々です。
パーティクルは自然とゆっくり動いており、さながら水の中に浮いているような雰囲気。
カーソルを動かすと、カーソルに重なった部分だけが大きく歪んだり白っぽく変化したりするので、本当に視覚的な要素が強い見せ方になっています。
サイトのトップページは縦方向にスクロールする構造ですが、そのスクロールに応じてパーティクルの形が次々と変化していく様子は本当に見事ですね。
動きがとても滑らかで自然です。
途中、パーティクルではない立体構造が登場したりもしつつ、演出が単調にならないように工夫されている感じがします。
どうしても静止画では伝えようがないですが、背景は手前に表示されるコンテンツの内容とうまくリンクするようになっているので、ストーリー性のある文脈を伴った演出に上手に仕上げられています。
全体的に動作が非常に軽快で滑らかなので、見ていてもストレスを感じることはほとんどないのではないでしょうか。
3D シーンをパーティクルで表現することはよくあります。
比較的シンプルな手法だけに、差別化することが実は難しかったりすることもあるんですよね。
今回のサイトの場合はパーティクルの形状がちょっと変わっていることはもちろんですが、それ以上にアニメーションや演出全体の完成度の高さが光ります。
AI という先鋭的な技術を扱う企業のウェブサイトとして、ビジュアルがそれをうまく体現しているなと感じました。
ぜひチェックしてみてください。