さまざまなトラブルを解決していくミニゲーム風コンテンツがおもしろい UNIVISION の FIX-IT

doxas : 2025-02-03 12:11:46

少し不思議な世界観

今回ご紹介するのは UNIVISION という企業が提供しているゲーム風のコンテンツです。

ウェブサイトのドメインが .mn という見慣れないかんじのドメインだな~ と思っていたら、どうやらモンゴルの企業のウェブサイトみたいですね。

ネットワーク機器とエンタメ系の動画配信とをパッケージ化したような事業を展開しているようで、それらのサービスをスムーズに導入するためのチュートリアル的なゲーム内容になっています。

リンク:

FIX-IT | UNIVISION

配線をつなぐ部分はとても芸が細かい

今回のサイトでは、ゲームっぽい味付けのコンテンツが体験の軸となっており、そのゲーム体験全体が WebGL で構築された 3D シーンを舞台として展開します。

フル 3D のゲーム風コンテンツを使ってサービスの導入を促すというのはなんとも大胆なアイデアです。

キャラクターを選択してハンドルネームを設定すれば、3D シーンがスタートします。

誤解を恐れずに言うと、3D シーンの品質はけして高いという感じはしませんね。あまり、そのあたりの質感や演出表現などにはリソースを割いていない感じがします。

一方で、キャラクターは歩くだけでなく走ることやジャンプもできたり、タッチ操作だけで操作できるようになっていたり、UX のほうはかなり工夫して作られている感じがあります。

特に、3D 世界でいろんな人たちの困りごとを解決するお手伝いをするというのがゲームの建付けなのですが、トラブル解決のためにでてくるポップアップなどがすごく丁寧に作ってあって、かなり面白いですね。

この上のスクリーンショット、おじいさんのために LAN などをセットアップするというミッションなのですが、ケーブルをマウスで掴んでどこか任意の場所に差し込むという操作をブラウザ上で行うことができます。

その動きがまたすごく自然にできていて、効果音の使い方、なにをしなければならないかを示すデザイン的な工夫など、すごくいい感じです。

3D シーンはなんかすごくシンプルで一種不思議な世界観ですが、ウェブコンテンツとしての完成度はかなり高いほうに分類できるのではと感じました。

これは本当にお恥ずかしい話になってしまうのですが、モンゴルというとどうしても遊牧民の国みたいなイメージが先行してしまいます。

一方で、都市部では当然こういったインターネットを活用した事業がどんどん展開・浸透しているはずで、そのためのプロモーションとしてこのようなウェブサイトが役に立っているというのは、単純に事象としてすばらしいことだなと思いました。

ゲームを楽しくプレイしている間にインターネットや各種デバイスの使い方や特徴がわかるという、なんとも興味深いコンテンツだと思います。

UI/UX 事例としても、いろいろ工夫が重ねられています。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

FIX-IT | UNIVISION

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