Unity による WebGL 出力が魅せるデモンストレーションがすごい!!
Unity による強力な Web 表現
先日行われた、3DCG Meetup の第四回。その席では Unity の @_kzr (高橋 啓治郎)さんが登壇されていて、実際に目の前で Unity での WebGL 書き出しの様子を拝見させていただきました。
正直に書いてしまうと私自身、これまで Unity を使ったこともなくて使い方とかも全然わからないのですが、今回初めて Unity というツールの使い方を拝見して非常に簡単に高品位なデモを作れるのだなあと感心しました。
海外の記事ですが、オンラインで実行できる Unity の WebGL 出力デモがありましたのでご紹介したいと思います。
炎の表現も美しいデモ
実際に動作するデモを見るには、以下のページの下のほうにあるリンクからデモのページに行きます。
Unity 5 and WebGL - Walker Diorama — Lloyd Digital Ltd - Unity Consultancy
画像を見てもわかるように、炎の表現や立ち上る煙など、細かく表現されていることがわかりますね。
ライティングもオレンジ色の灯りと、それによって描かれるシルエットなどがキレイに出ています。
これは中央に配置されたマシンに寄ってみたところ。
マウスである程度はズームインやズームアウトができますが、障害物などがある場所ではズームが制限されるようになっているみたいです。角度をマウスのドラッグなどで変えてやってやるとうまくいきます。
こちらは炎のエフェクトに寄ってみたところ。
静止画ではわかりにくいと思いますが、こちらもキレイにアニメーションしており、美しい表現を楽しむことができます。
近くに寄ってみてもあまり不自然さは感じません。
また、サイトのほうで公開されているキャプチャ画像を見ると被写界深度も適用されているのかもしれませんが、私の環境では被写界深度のエフェクトは掛かりませんでした。もしかしたら環境によってはうまく適用されるのかもしれません。
あくまでも試用版とのこと
作者のコメントによると、今回公開されたものはあくまでも試用版。
ページにはいくつか注意点が書かれています。それによると、このデモは全く最適化されていないので、プロジェクトとして 150MB もの容量になっています。確かにローディングはかなり長いので、気長に待ちましょう。
また GeForce GTX 780 Ti でしか動作テストしてないよ! とも言及されています。
なんにしても、私が知らないだけかもしれませんが、Unity による WebGL 出力でこれだけ高品位なものが見られるのは貴重だと思います。試用版とのことでいろいろ問題はありますが一見の価値はあるのではないでしょうか。
リンク:
Unity 5 and WebGL - Walker Diorama — Lloyd Digital Ltd - Unity Consultancy