オリジナルのデザインをそのまま3Dプリント対応形式で出力できる presidentti3d
オリジナルデザインを WebGL でもっと身近に
今日ご紹介するのは、Web 上で気軽にオリジナルのデザインを行うことができる Web サービスのひとつである Presidentti3D です。
日本ではあまり馴染みがありませんが、コーヒーを入れておくためのオリジナルのケースをインタラクティブにデザインすることができ、画像をインポートしたり、自由にオブジェクトを追加したりすることが可能です。
またこのサービスの特徴としてデザインしたコーヒーボックスをそのまま 3D プリントで利用できる形式で出力できる点があります。以下より詳しく見ていきましょう。
統一されたデザインセンス
全体的に六角形を利用したセンスのあるデザイン。
トップページの中央下にある CREATE A DESIGN を選択すると、WebGL で実装されたデザイン用の画面が表示されます。
デザイン画面にはいくつかのメニューがあり、自分だけのオリジナルデザインを構築することができますが OPEN GALLERY を選択すると、過去に他のユーザーが投稿したデザインを見ることができるページに遷移します。
このページもやはり六角形をベースにしたデザインになっていて、サイト全体の雰囲気にマッチした見た目になっています。
WebGL によるインタラクティブデザイン
デザイン画面では、いくつかあるプリセットのパーツを追加して外観を変えたり、ローカルにある画像をアップロードして独自のデザインを適用したりすることができます。
パーツを追加できるところではパーツが緑色に、追加できないところでは赤い色になるので操作も直感的でわかりやすくなっています。
また、パーツを追加する以外にも、コーヒーボックスそのものの表面を編集することなんかもできます。
左側にあるメニューからビューを切り替えると、ボックスが平面に展開されて凹凸を自在に編集することができるようになります。
プリセットの模様を適用したり、マグネットツールで表面を引っ張って突出させたりすることが可能です。
最終的に、デザインが完了したモデルのデータは、STL 形式でダウンロードすることができます。
このデータをそのまま受け取って 3D プリントで出力して発送してくれる海外のサービスへ、サイト内からリンクが張られています。まあさすがに日本から利用するのはちょっと厳しいので、データをダウンロードして自前でどうにかするしかないと思いますが、その場でデータが手に入るというのは気軽でいいですよね。
とはいえ、コーヒーボックスなんて日本ではまず使っている人はいないと思うので、デザインや WebGL 実装の参考としてご覧になってみてはいかがでしょうか。