日本では考えられない? 連続ドラマの特設サイトの気合いの入りようが半端じゃない!
超気合いの入った完成度
今回ご紹介するのは、連続ドラマシリーズのストーリーなどを紹介する特設サイトです。
日本では、ワンクールのテレビドラマなどの場合、あまり多くの予算が避けないところだと思うのですが、海外の連続ドラマは映画さながらの予算と完成度になっていることが少なくない印象があります。
今回のサイトも、ドラマのために用意されたとは思えないような、本当に大規模な映画のウェブサイトみたいな感じがします。
とても完成度が高いのですが、その分、ちょっとロードに時間が掛かるかもしれません。
パーティクルを使った面白い表現が魅力
今回のサイトのちょっと面白いところは、パーティクルを使っていながらも、光らせてみたりアニメーションさせてみたりといった、ありがちな表現を一切使っていないことかもしれません。
全体に、シンプルな感じの見た目になっていますが、だからといって安っぽい感じにはなっておらず、非常に完成度が高く見えるのが、素晴らしいですね。
そういった細かいところで言うと、今回のサイトはローディング画面からして凝っています。
それが、以下のような画面。
まるでプログラマの大好きな黒い画面みたいな感じです。
結構最初からこんな感じでカッコよく攻めてくるのですが、いかんせん、サーバーはそれほど強力ではないようで、ダウンロードには結構時間が掛かります。その点だけは、我慢するしかないですね。
ダウンロードが完了すると、パーティクルを上手に利用した、独特の雰囲気の画面へと切り替わります。
この画面では、下のところにあるちょっと赤みがかった波線のところが、時系列に並んだインジケータのような役割になっており、並んでいる四角い模様をクリックすることで、各チャプターに関連したシーンへと移動することができるようになっています。
それぞれのシーン毎に内容がある程度分かれていて、実際のドラマのワンシーンや設定資料などが閲覧できるようになっていますね。
また、パーティクルとして描画されている中央のシーンも、マウスカーソルを重ねてやると、Twitter のハッシュタグ付き投稿などソーシャルな情報へとアクセスするハブとして振る舞います。
こんなふうにパーティクルを使っているのはなかなか粋な演出だと思います。
また、パーティクルでレンダリングされている WebGL のシーンも動きがかなり凝ったものになっています。
静止画ではわかりにくいかと思いますが、画面内をドラッグ操作した際に、その回転の慣性にしたがってパーティクルが一瞬広がったようなアニメーションをするようになってますね。
グリグリと画面内をドラッグしてみると、その効果がわかりやすいと思います。
ちょっとしたことなんですが、この遅延するような一瞬のアニメーションのスピードの差が、見る人に不思議な違和感を与え、印象深いシーンとして目に焼き付くようになってる感じです。
よく考えられてるなと、素直に感心しました。
ダウンロードの待機時間がちょっと長めだったので心配しながら最初は見ていたんですが、実際に表示されたものを見ると、待機時間の長さも納得できるような、そんな内容ですね。
大量のパーティクルに関する頂点情報を始め、音や、画像も、かなりふんだんに使われていますね。
多少重い感じはするのですが、その独特なパーティクルの表現は一見の価値があると言っていいでしょう。
いわゆるウェブサイトとしてのパーツも細かいところまで非常にこだわりが感じられますし、とても完成度の高いサイトだと思います。
ぜひチェックしてみてください。