海外のファンタジー系連続テレビドラマのウェブサイト! まるで映画作品のような雰囲気の WebGL コンテンツ
細かく見るとテレビドラマ品質
今回ご紹介するのは、海外の連続テレビドラマのウェブサイトです。
テレビドラマとは言っても、日本と比較するとその規模やクオリティは別物のように高い海外のドラマシリーズ。
今回ご紹介するサイトのテレビドラマも、映画として見たらちょっとチープさを感じるかもしれませんが、テレビドラマだと思って見てみるとかなり本格志向です。
使われているセットや特殊メイク、また今回紹介するサイトも含め、このプロダクトに関わる多くのものがとても丁寧に作られている印象を受けます。
内容充実のウェブサイト
今回のサイトは WebGL で作られているコンテンツも含めて、内容がとても充実したものになっています。
画像やちょっとしたムービー、そしていくつかの解説文が、この物語のストーリーや世界観をたっぷりと語ってくれています。
最初のローディングは若干ゆっくりしていますが、一度表示されてさえしまえばあとはそれほど負荷も高くなく、じっくりとドラマの世界について知ることができます。
物語はどうやら魔法の世界を舞台にしたファンタジー系のもの。いくつかのシーズンを持つ比較的大型の連続ドラマみたいですね。
上の画像は、Fillory というドラマのタイトルにもなっている世界の地図を表示したもの。
一見すると平面のイラストのようにも見えますが、これらは 3D の WebGL 描画で描かれたレンダリング結果です。
遠巻きに眺めていると地形の凹凸などがわかりにくいかもしれませんが、コンテンツをクリックしたりホイール操作を行なったりすると、それが立体的に配置されているものだということがわかるでしょう。
雲の浮いている様子とかもいい感じです。
少し寄ったビューになると、物語の節目となるいくつかのキーポイントに、オブジェクトが表示された状態になります。
これらのオブジェクトはクリックすることでフォーカスすることができるようになっていて、フォーカスした状態になると、画面の右側から写真や文章が出てくるように作られています。
これを見れば、物語の世界観や重要なポイントなどがすぐにわかりますね。
オブジェクトはただ置かれているだけでなくアニメーションするものもあり、なかなか面白いです。
その他のページを見ても、カードを選んでいくタイプのちょっとした心理テスト風のコンテンツが置かれていたりするんですが、こちらも WebGL を使ってカードがめくれる様子などを表現しています。
また、WebGL を利用していない部分にも、背景に動画を使って雰囲気よく作ってあるページや、物語の詳細について記載してあるコンテンツなどが用意されています。
日本のドラマや映画の告知サイトでも、なかなかここまでしっかり作ってあるものは珍しいんじゃないでしょうか。
たかがドラマと侮るなかれ、まるで映画の告知サイトのような重厚さがありますよね。
海外のテレビドラマは、規模感が日本のそれよりも大きいこともあって、告知サイトにもお金が掛かっていそうなケースが結構見受けられます。
そんななかでも、今回のサイトのように WebGL で実装されているものはちょっとめずらしいかもしれません。
この海外ドラマは関連する他のドラマからの派生作品っぽい感じがするんですが、たしか、その関連作品のほうも WebGL 製のウェブサイトが用意されていて当時驚いたような記憶があります。
魔法などのファンタジー的要素は WebGL との相性も良く、非常に面白いウェブサイトになっていると思います。
ぜひチェックしてみてください。