VR や MR コンテンツ向けの解析サービスを提供する PractivalVR! 近未来風の雰囲気が見事なウェブサイト
VR や MR に特化したサービスを展開
今回ご紹介するのは、PracticalVR という VR や MR といったコンテンツ向けのウェブサービスのサイトです。
どうやら今現在は、ベータ版として MR 向け、つまり Microsoft の HoloLens 用の解析ツールを提供しているようです。とは言え、サイトには思いっきり VR というキーワードが入っていますので、今後は VR 向けの解析ツールなども順次リリースされていくのではないかなと思います。
当サイトは WebGL のサイトなので、今回は紹介するサイトで使われている WebGL の演出に注目して、見ていきたいと思います。
最先端技術をテーマにするだけに雰囲気が近未来風
VR や MR というと、最近では一般にも徐々に認知されるようになってきており、いかにも近未来の、最先端技術という印象を持たれることが多いのかなと思います。
今回のサイトはそんな VR などがテーマのサービスのサイトだけあって、雰囲気が非常に洗練されておりかっこいいですね。
青を基調にしながらも、イラストやシェーダによるエフェクトなども併用しつつ、見た目にも高品質な演出を行なっています。
ページが読み込まれた直後から表示される3つのカードのようなオブジェクトに、Play や Work といったキーワードがセットされています。
このオブジェクトが置かれているあたりにはマウスカーソルのホバーに対するインタラクションが設定されており、マウスカーソルを重ねるだけで、上の画像にあるようにカードの周辺にたくさんのブルーの四角形が現れる演出がなされています。
これが、静止画ではわかりにくいと思うのですが、非常にかっこよくできています。
出現する際のアニメーションの微妙なイージングや、少し透明っぽい感じで描かれる色合いなどが、そんな印象を演出しているのでしょうか……いかにも、近未来的なデザインです。
そのままカーソルを重ねたままにしておくと、背景には実写風のイラストがぼんやりと浮かんできます。さらにこれをクリックすることで、詳細な情報を見ることができるようになっています。
この各項目の詳細ページは、背景全体がどうやら WebGL で描かれているようで、マウスカーソルのある部分が微妙に歪んだような感じで描かれます。
シェーダを使って歪ませているのだと思いますが、水の波紋っぽいよくある歪みエフェクトとはちょっと違って、非常にさりげない、ちょっとした演出という感じで控えめに歪みエフェクトを掛けている感じですね。
また、画面をスクロールしていくと背景の画像が急に変化するなど、いかにも VR や MR といった、現実世界とデジタル世界の融合をイメージさせる演出が登場します。
全体に、あらゆる演出に矩形の出現や消失を効果的に取り入れており、統一感があってなかなかいい感じです。
全体的なブルーの色調は、もしかしたら Microsoft のそれをイメージしてのものなんですかね……
VR というキーワードが思いっきり入っているのに、まずベータ提供されているサービスが HoloLens 向けというのが個人的には面白いなあと思ってしまった(笑)
この企業のバックボーンなどを詳しく調べたというわけではありませんが、サイトの完成度の高さが、そのまま信頼できそうだなという感覚にもつながりやすいように思いました。
私は残念ながら HoloLens 持ってないのですが、こういう解析ツールなどを有効に活用していくことは、今後、こういったフィールドで戦っていく上では必要なのかもしれませんね。
サービスの内容や将来性はともかく、少なくともサイトとしては非常に見た目もかっこよく、とても完成度が高いです。
ぜひチェックしてみてください。