謎の中毒性を持つ日本の古いピンボール風 WebGL ゲームなどが遊べるウェブサイト
なにか深層心理に語りかけてくる……
今回ご紹介するのは、どこか Flash 時代のブラウザゲームを彷彿とさせる、どこかレトロなピンボールゲームです。
こちらのサイト、ほんと一昔前の Flash ゲームサイトの作りかけみたいな感じで、いくつか小さなミニゲームが置かれているのですが、そのなかのひとつが今回の作品です。
他の作品は二次元的な表現のものが多いのですが、こちらは立体的な 3D 描画によるゲームとなっていて、シンプルなだけに、なんか無心でぼんやり玉を打ち出し続けるという謎の中毒性があるような感じがしました……
作ってる人……
日本がすきなのかな……
日本大好き!? 謎の昭和な香り
今回の作品、まあキャプチャ画像を見ればわかると思うのですが……
なんか知らんけど昭和な香りのする不思議なデザインが魅力です。
まるで夏休みにちょっとがんばって工作してみました! みたいなデザインが逆にすごく良いです……
ルールはいわゆるピンボール風なんですが、こういうのはスマートボールって言うのかな? 打ち返すバーのようなものはなく、玉を打ち出す作業のみを淡々と繰り返す、そんなゲームです。
特に環境マッピングみたいなのがされているわけではないので、ちょっとわかりにくいのですが……
盤面の上にガラスのような透明な面が置かれていることになっていて、筐体の上部にあるボールの配給口からザラザラと玉が流れ出てきます。
上の画像を見ると、大量のボールが浮いているように見えるかもしれませんが、これは最初のクレジットを使ってボールを払い出ししたところですね。
START ボタンの下にある、なんか赤いバーのようなものが付属したボタンがボールの発射ボタンで、ここをマウスカーソルで押しっぱなしにしてから離すようにすると、玉が勢い良く飛び出していきます。
また、同様の操作をスペースキーでも行えるようになっています。
物理演算には Oimo.js が使われているようで、描画そのものは three.js ですね。画面内のドラッグ操作で自由に視点切り替えができるようになっています。
Oimo.js は比較的軽量・軽快であることが特徴の物理演算ライブラリですが、ボールの挙動は非常に自然です。確率的には、たぶん、どちらかというと勝率のほうが高い感じになっていると思います。
5個、15個、そして条件を満たした場合に 20 個 x 3 の大量の報酬が得られる黒い穴があり、そこにボールが落ちることを狙ってひたすらボールを打ちます……
なんか知らんけど……
シンプルだからなのか、ムキになってやってしまいますね……
20 x 3 の条件を満たしたら大変なことになった図。
20 連勝、と書かれたよくわからない日本語が最高にクールです。
こちらのサイト、ドメインのトップに URL 叩いて行ってみたら、いくつかのミニゲームを公開しているものの、あまりコンテンツとしてなにか意味のあるものが置かれているという感じではなく、なんとなーく作ったゲームに広告を貼って掲載している感じなのかなという雰囲気。
このスマートボール以外のゲームも、丁半博打のものがあったりして、日本フリークなのかなという感じがする内容のものが多いです。
JavaScript のゲーム用ライブラリを使っていたりするので、どちらかというと、ウェブ開発というよりは、ゲーム開発が好きな方が作ってらっしゃるのかもしれません。
不思議な、ちょっとレトロなスマートボール。
気になる方は、チェックしてみてください。