ミラノで開催されるイベント Digital Design Days 公式の WebGL Experiments が良作だらけですごい!
様々な一流 WebGL 作品に思わず目を奪われる
今回ご紹介するのは、イタリア・ミラノで開催が予定されている Digital Design Days 2018 のウェブサイトです。
こちらのイベント、これまでにも何度か WebGL 作品を集めて公開したりもしていたことがあり、今年もその慣例にならった形なのかなと思いますが、今年はなんと 19 もの優れた WebGL 作品が公開されています。
日本からこのイベントに行く人は……あまりいないとは思うのですが、世界中の開発者たちが腕をふるった作品群を見るだけでも非常に楽しめると思います。
作品ごとの特徴を観察するのも面白い
今回のサイトは、Digital Design Days の Experiments 専用ページという感じで公開されており、そのページそのものが WebGL を利用しています。
昨年のバージョンとレイアウトというか全体の雰囲気が似ているのですが、公開されている作品はもちろん昨年とは違った、新しく作られたものばかりです。
名前だけを見ても結構有名なひとばかりが参加しているようで、そのサムネイルを見ているだけでもワクワクしますね。
公開されている作品群は、いずれも作者さんたちの工夫やこだわりが色濃く反映された、かなり手の込んだものが多いです。
単純に絵作りが美しいと感じさせるものもあれば、キーボード入力で DJ や VJ のような気分になれる作品、あるいはミニゲーム風の作品など、本当に様々なタイプの作品が公開されていて見ている途中でお腹いっぱいという気持ちにさえなります。
個人的には、複数の機会にわけて、それぞれをじっくりと楽しみたい、そんな気分にさせられますね。
いずれの作品も、それ単体で置かれていたとしても当サイトで紹介したくなるようなクオリティに仕上がっています。
作品を見ながら、その作品のどの部分に作者さんたちがこだわっているのか考えてみたりすると、いろいろな部分を考察することができて勉強になると思います。
単純に技術的に優れた内容のものはもちろんのこと、インタラクティブ性やアニメーションのイージングなど、単なる絵作り以上の工夫がたくさん見受けられますね。
これらの作品を見て感じたインスピレーションは、どれもハイレベルすぎて参考にしようにもレベルが高すぎるぜ! と感じる方も結構いらっしゃるかもしれません。
でも、私は自身の開催しているスクールなどではよく言うのですが、3DCG にかぎらず、あらゆる表現はいくつもの小さなパーツの組み合わせや、それらの相互作用によって最終的な表現・演出へと昇華するものだと思います。
マウスボタンをホールドしてからどれくらいのディレイを経てシーンに影響が出るのだろう……とか、大きなオブジェクトだけでなく小さく添えられているオブジェクトの動きに注目してみたりとか、それこそ「どのような視点でそれを観察したのか」ということ次第で、いくらでも自分の作品に取り入れることができる部分が見つかるはずです。
これだけの数の優れた作品が一堂に会するのはなかなか珍しいことだと思います。
ぜひこのチャンスを、それぞれの目線で観察しつつ、自身の制作に活かしてもらえたらなと思います。
ぜひチェックしてみてください。
リンク:
DEVX Experiments - Digital Design Days 2018
Digital Design Days + Offf Italia Milano 16 17 18 March 2018 at MegaWatt Court