ノルウェーで開催されたデモパーティ Solskogen 2018 に出展された Ninjadev の WebGL 製デモ作品 Pinky Frinky

doxas : 2018-07-23 14:07:22

歴史あるデモパーティの combined demo で 2nd 入賞!

今回ご紹介するのは、Ninjadev というグループが手がけた、WebGL 製のデモ作品です。

当サイトをご覧のみなさんには今さら説明は要らないかもしれませんが、demoscene で WebGL 製デモ作品を多く出しているグループというとまっさきに思い浮かぶのが、この Ninjadev というひともいるかもしれません。(私はそうでした)

彼らの作品らしい非常にポップで楽しい作品に仕上がっており、いわゆるクリエイティブコーディングの世界とはまた一味違った楽しさ・面白さが感じられると思います。

デモシーンについてあまりご存じない方でも普通に楽しめる作品になっています。

2D と 3D の使い分けや組み合わせにも注目

demoscene は、シェーダアートやクリエイティブコーディングにやや近いジャンルですが、かといって全く同じというわけでもありません。

一種独特な文化を持つ世界であり、日本では、正直に言えばあまり知られていないジャンルかもしれませんね。

ですが日本国内でも Tokyo Demo Fest といったデモパーティが開催されたり、WebGL と GLSL の組み合わせで気軽にシェーダを使った映像表現ができるようになったりするなかで、徐々にその認知度や人気も高まってきていると感じます。

今回ご紹介する作品は、2002 年より開催されている歴史の長いデモパーティ Solskogen に出展された作品で、combined demo compo で見事第2位に入賞した作品になります。

ご覧のとおり、割と色味はビビットな感じの場面が多めになっているのですが、BGM がポップで楽しげなテンションなので映像と音のイメージがしっかりとリンクしています。

静止画ではなかなかその面白さって伝えるのが難しいのですが、一般に demoscene では映像だけでなくサウンドや、映像とサウンドの一体感なども非常に重要視されます。それだけに、ぜひ実際に動いている様子を見ていただくのが一番いいですね。

目まぐるしく変化するシーンのなかに、様々なアルゴリズムや数学的な面白さなどが詰め込まれており、クリエイティブコーディングなどとは異なる様々な発見があると思います。

全体的に、2D での表現が割合いとしては多いですかね……

でも途中途中で、レイマーチングを利用した立体的な表現などもモチロン登場してきますし、実際には平面的な図形に見えるものでも、恐らく三次元的に配置されたものが平行投影されている場合もたくさんありますね。

ウェブの表現の世界とはちょっと違いますが、それでもこういった映像作品としての面白さ、そこに込められた工夫などは、いずれもウェブにうまく流用することでインタラクティブなウェブ表現に応用できるものがたくさんあると思います。

一瞬たりとも目の離せない独特な雰囲気は、ウェブというよりはやっぱりデモシーン特有のものという感じもしますし、そのあたりがまた面白いです。

ちょっと話が逸れますが、日本で行われる唯一のデモパーティ Tokyo Demo Fest は今年は 12 月に開催になります。

WebGL と GLSL が利用できるようになったことで、数年前に比べると今はかなりデモシーンが身近になっていると思います。今回の作品がデモ作品の全てを語っているわけではないのですが、もし今回の作品を見て少しでもデモシーンに興味が湧いたのであれば、ぜひデモシーンについて調べてみてください。

Tokyo Demo Fest は誰でも参加できるイベントですし、もちろん誰でも作品を出展することができます。今回の作品を通じて、少しでも多くのひとにデモシーンに興味を持ってもらえたら良いなあと思いました。

今回の作品は深遠なデモシーンの世界の、あるひとつの側面を感じることのできる、非常に楽しい作品になっていると思います。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

Pinky Frinky

Pinky Frinky by Ninjadev :: pouët.net

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