ハイエンドな WebGL 実装が満載! 原子力に関する研究やリサイクル事業を展開するフランスの企業 Orano のウェブサイト
多彩な演出に驚きの連続!
今回ご紹介するのは、フランスの核エネルギーやリサイクル事業を手掛けている企業、Orano のウェブサイトです。
彼らが提供する様々なソリューションに関する解説が主な内容ですが、3D シーンをときに織り交ぜながら、非常にわかりやすく説明されています。
たぶん、英語やフランス語が苦手で言葉があまりよくわからなくても、その描き出されるグラフィックスを見ているだけで、なんとなく内容がわかるように作られていて、さらに演出もたくさん盛り込まれているので、ビジュアルとしての見応えもあります。
シーン遷移演出やポストエフェクトがたくさん
今回のサイトは、とにかく WebGL を使っているシーンの完成度が凄まじい……というのが第一印象です。
3D のジオメトリを利用した立体的な表現はもとより、それをさらに事後処理で加工したポストエフェクトの実装も半端ではないですね。
動きの心地よさなどもかなり精細に追求された感じがあり、とにかくグラフィックスとしての完成度が高いです。
トップページの「Enter」ボタンをクリックした直後のイントロ演出でも、ブロックがずれるような演出のなかに、さりげなく RGB がずれるようなエフェクトが盛り込まれています。
このイントロシーンが終わると、ワイヤーフレームを用いた三次元のシーンへと切り替わります。
黒い背景にうっすらと浮かぶ白いラインが、とても近未来的な、かっこいい映像を作り出しています。
実際に動く様子を見るとわかるのですが、マウスボタンをクリックしたままホールドして動かすと、ぐりぐりシーンが動く様子も圧巻。
さらにその際にも、RGB がずれるような演出が加えられていて、すごく迫力のあるシーンに仕上がっています。
さらに驚くべきは、このコンテンツページからさらに詳細情報が見られるページへとシーン遷移する際の演出。
これは私もあまり見たことがないような演出で、シーン全体がグリッチノイズで分割されたような見た目になります。
これがめちゃくちゃかっこいいですね。久しぶりに、思わず「なんだこれすげえ!」と声が出てしまった(笑)
WebGL の実装が最も進んでいる国、というのがフランスだと個人的には思っているのですが、フランスの高い WebGL の技術力がそのままドカッと前面に出てきたような、そんなサイトですね。
インタラクティブ性が高く、それぞれのシーンを繋ぐ際に実行されるアニメーションなどにもかなりこだわりが感じられます。
さらにはポストエフェクトがモリモリなので、見ていても本当に目に楽しいサイトになっていると思います。
とても完成度の高いサイトになっていますので、ぜひチェックしてみてください。