あの伝説の裏技「コナミコマンド」を使うとサイトが一変!? 面白いイースターエッグを備えたウェブサイト
ユーモアあふれる楽しい演出
今回ご紹介するのは、Florian Monfrini さんというフランスのアーティストさんのウェブサイトです。
普通にこのサイトに訪れて、スクロールしながらページを上から下までくまなく閲覧をしていても、絶対に気が付かないよなあ……という驚きの演出が仕込まれたサイトです。
日本では、いわゆる「コナミコマンド」で通じるひとも多いかと思いますが、今回のサイトではキーボードからこのコナミコマンドを入力することで、サイトの様子が激変するという面白い仕組みが実装されています。
特に説明等はされていないが……
今回のサイト、特になにか「コナミコマンド」に関する説明があったりするわけではありません。
一見すると、美しいアート作品の画像をきれいにレイアウトした SPA という感じです。
実際、ページのソースとかを見たり、あるいは JavaScript のコードを細かく見ていったりしないと、コナミコマンドに関する情報は見当たりません。
いったいなんのためにこのような仕組みを実装したのか……
単なる遊び心だとしたら、いろんな意味でぶっ飛んだセンスです。
はい、この上の画像のような感じで、通常時は「白い背景」に「普通に画像が置かれた」ようなレイアウトです。
ここで、おもむろにカーソルキーと B と A を使ってコナミコマンドを入力すると……
画面の左下のところに矢印の文字「↑ や ↓」が出てきて……
そのまま最後までコナミコマンドを入力すると、こうなります。
ページの背景が突然反転。
白ベースだったサイトが黒ベースになり、アート作品の画像が大きくゆがみます。
いわゆるシェーダアート的な表現としてはよくあるディストーションですが、もともとのアート作品のほうがカラフルな作品なので、シェーダによって歪んだグラフィックスがなんとも言えない複雑な色味に変化します。
これはデジタル作品としても、あるいはアート表現としても、非常に面白い演出だと思います。
このコナミコマンドを入力後の裏モードでは、スクロールすると画像の部分が折れ曲がったように湾曲したりもします。
ノイズによる UV のディストーションだけでなく、色収差のような RGB ディストーションも同時に適用されており、普通にシェーダアート作品として楽しめるレベルのビジュアルになっています。
いやこれほんとよくできてる……
今回のサイト、ほんとにどこにもコナミコマンドのことを書いてないし、実装した人の意図がよくわからないのですが……
それならどうして私がこのサイトで「コナミコマンドを入力したのか」ということなんですが、これに対する答えは簡単で、私はこのサイトのことを Twitter で最初に発見したのですが、その際のツイートに絵文字で「↑ ↑ ↓ ↓ ← → ← → B A」と書かれていたんですよね(笑)
リンクを踏んで最初にサイトを見たときは、すごく落ち着いた(真面目な印象の)サイトだったので、まさかなと思ったのですが、実際に入力したときは本当に驚きました。
最近の若い子たちはコナミコマンド自体を知らないかもしれませんが、まあ有名なゲームの裏コマンドみたいなものですね。
本当にいろんな意味で興味深いサイトになっています。
ぜひチェックしてみてください。