映画の世界観を 3D 空間として再現したデモが圧巻! 映画 1917 の 360 Trench Experience

doxas : 2020-03-09 14:17:43

戦時下の空気を再現した迫力の世界観

今回ご紹介するのは、映画 1917(邦題は 1917 命をかけた伝令)のプロモーションのために作られた 360 Trench Experience と名付けられたウェブサイトです。

こちらの映画、第一次世界大戦の戦時下が舞台の映画なのですが、映画の全編をワンカットで撮影しているということで話題になりました。

今回のサイトでも、ワンカットで撮影している特殊な映画ということを踏まえてなのか、ユーザーが自由に歩きまわりながら周囲の様子をつぶさに観察できるような、そんな迫力の WebGL デモが実装されています。

リンク:

1917 | 360 Trench Experience | In Theaters Now

スクロールで歩を進めつつマウスで視点変更

今回のサイトは、操作は非常に簡単です。

基本的には映画のプロモーションが最も大きな目的のサイトだと思いますので、大きく分けると「動画が再生されるフェーズ」と「WebGL による 3D ビューのフェーズ」があり、これを行き来しながらサイトを閲覧していくような形です。

トップページから START ボタンを押してやると、まずは動画が再生されます。

この映画の主人公となる二人の英国兵士が歩きながら会話しているシーンです。

そして、次に画面が切り替わるとそこで WebGL のシーンが出てくるのですが、まるで FPS ゲームさながらの見事な 3D シーンに思わず驚かされます。

この 3D ビューは、スクロール操作だけで前に進んでいくことができるようになっていて、難しい操作は一切不要です。

マウスカーソルを動かせば視線がある程度全方位に動かせますので、気になるところを観察しながらどんどん歩いて進んでいく感じですね。

途中、アイコンのようなものが浮かんでいる部分では、近づくことでボタンのようなものが表れ資料やメイキング映像を見ることができるようになっています。

特殊な撮影方法で作られた映画なので、そのあたりの舞台裏の様子をこういうふうにハイライトしてくれるのは面白いですね。

WebGL のシーンの方は、かなり外見の質感が高く仕上げられています。

恐らくは、テクスチャを上手に使って質感のほとんどを作っているのだとは思いますが、それにしてもなかなか迫力のある 3D シーンです。

空を舞う細かなチリや、空気を淀ませる煙の表現など、世界を覆っている不穏で重たい空気がうまく再現されているなと思います。

3D シーンは大きく3つの場面が用意されていますので、スクロール操作を行いながら、各場面の臨場感を楽しんでみてください。

映画自体の撮影方法が特殊である、ということをどこか連想させるような、兵士の目線になって体験する WebGL コンテンツが見事な今回のサイト。

個人的には、あまり FPS みたいなゲームってやらないというか、3D 酔いしてしまうことが多くて苦手だったりするのですが、今回のサイトではマウスカーソルで操作できるようになっているので 3D 酔いはほとんど起こらないと思います。

また戦争ものということでグロテスクな表現などを心配される場合もあるかもしれませんが、今回のサイトでは直接的なグロテスクな表現は出てこないので、その点も安心ですね。

とにかく本当にゲームみたいなビジュアルのサイトなので、3D シーンには注目です。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

1917 | 360 Trench Experience | In Theaters Now

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