情熱あふれるラテンアメリカの有名フェスティバルが今年はバーチャルで開催! Pal Norte のウェブサイト
迫力の 3D 表現にしびれる
今回ご紹介するのは、Pal Norte というとあるフェスティバルのウェブサイトです。
調べてみると、どうやらこのフェスは 2012 年から毎年開催されているものだそうで、それなりに歴史のあるイベントみたいですね。音楽を始めとする様々なカルチャーが一堂に会するかなり大きなフェス・イベントみたいなのですが、コロナウィルスの影響で今年はバーチャルでの開催となるようです。
残念ながら、日本からこのサイトを見ている場合は一部の表記が「あなたの国は対象外の地域だよ」になってしまうので、もしかしたら現地のインターネット環境とは違った文言になってるところがあるかもしれません。
たぶん、CG の部分は同じだと思うので、ご紹介していこうと思います。
リンク:
Pal Norte の象徴であるライオンを模した 3D モデル
この Pal Norte というフェスでは、イメージキャラクターというかフェスの象徴となっているのがライオンのようで……
今回のサイトでも、ライオンの 3D モデルが登場します。
しかし、ただのライオンの 3D モデルではなく、まるで VR ゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ)のようなものをかぶっているという、なんとも特徴的な外見になっています。
めちゃくちゃ渋かっこいいですな……
静止画ではわかりにくいですが、まるで火の粉のようなものが絶えず漂っておりなんとも迫力があります。
このライオンのモデルを中心に、周囲にはいくつかアイコンが並べられているのですが、チケットの購入ができたり、外部サイトへのリンクになっていたり、いろいろな情報へとこの場面をポータルとして参照できるようになっています。
ちなみに、ライオン自体の上にカーソルをホバーすると「Stages」というキャプションが表示されますが…… このフェスでは「ステージ」という単位である程度コンテンツが分類されているようで、それぞれのステージごとに名前が付けられています。
また、それらの各ステージごとにテイストの異なる 3D シーンが用意されていて、これがめちゃくちゃかっこいい演出になっています。
まるでノーマルマップをそのまま描画したみたいな雰囲気のものがあったり、それぞれ全く異なる質感で仕上げられています。
ここでは静止画でしか紹介できないので伝えるのが難しいのですが、ポータルになっていた背景が赤っぽい色のシーンから、この個別のステージのページへとシーン遷移する際のアニメーションもとても迫力があっていいですね。
ステージ間を変化させる際の、横方向の遷移アニメーションもシンプルですがとてもかっこよく仕上がっています。
もちろん、WebGL 以外の部分もデザイン含めて丁寧に作り込まれており抜かりはありません。
海外の大型フェスが、バーチャル開催と銘打ってオンラインで行われるケース、なんか最近よく見かける気がします。
日本でも、こういうことをやっているところあるんですかね?
フェス(音楽フェスティバル)の場合は、従来のイメージ通りだとするとどうしてもオフライン開催の場合人が密集することになってしまいますし、バーチャルでしっかり開催できて売上も立ち、アーティストに還元できるのだとしたら素晴らしいですよね。
今回のサイトの場合はそういった先鋭的なイベントのサイトだけに、尖った 3D 表現が絶妙にマッチしていると思います。
ぜひチェックしてみてください。