ファミコンの世界に迷い込んでしまったかのような個性あふれる世界観! Yamauchi No.10 Family Office のウェブサイト
世代によって見え方が違うのかもしれない
今回ご紹介するのは、Yamauchi No.10 Family Office のウェブサイトです。
サイトの名前にもなっている「Yamauchi」というのは、もちろん日本の名字の山内を表していて、どうやらこれは任天堂を創業した山内家を意味してるようです。
今回のサイトには、任天堂をイメージさせる部分ももちろん垣間見えますが……
それよりも強く感じるのは、これから先の未来を見据えたビジョンや、その実現に向けた力強いメッセージかもしれません。
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楽しいだけでなく、見やすさにも配慮したインターフェース
今回のサイトはボクセルモデルを使ってドット絵風のテイストを表現しており、どこかファミコンの世界をイメージさせるビジュアルです。
最初にサイトが表示された直後は、ロゴマークがやや大きめに配置されたレイアウトで、その時点では平面的な構図です。
風景が一変するのはトップページで「Enter」のボタンを押した直後。
ロゴが浮かび上がるように飛び出すと、世界が一気に 3D になります。
3D ビューでは、スクロール操作を行うと 3D 空間自体が斜めにスクロールします。こういうのは WebGL だからこそできる表現で、インパクトも強いですね。
3D シーンに登場するキャラクターや建造物、自然の造形は、とてもバリエーション豊かで、素晴らしく凝った作りです。
大きなボクセルの集合として描かれるオブジェクトがある一方で、かなり小さなボクセルで細かくディティールが表現されているものがあったりもするのですが……
不思議と、ちぐはぐな印象はありません。なんでだろうな…… 色使いや陰影の付き方が揃えられているからかもしれませんね。
ちょうど 3D シーンを縦断するような形で、ウェブサイトのコンテンツである文章が投影されています。
まあ、正直このままだと、メッセージを読むのはちょっと大変ですよね。
でもそのあたりも今回のサイトはよく考えられており、画面の左側にあるメニューから通常のウェブサイトのような、平面的なレイアウトに変更することもできるようになっています。
いつでも自由なタイミングで切り替えが可能ですので、3D シーンの楽しい雰囲気を感じつつ、気になったメッセージや詳細を確認したい場面では 2D ビューに変更して閲覧するのがよいでしょう。
よく見ると地面を転がっているボクセルなんかもあって、かなり細部にまで細かく作り込まれている。
今回のサイトを制作されたのは mount inc さんだそうで、公式の Twitter 上には、制作に関わった方々のちょっとしたインタビューのような投稿もされています。
当サイトでは紹介するのに静止画でしかスクリーンショットを撮ってないですが、実際に動いている様子は本当に圧巻の出来栄えです。
3D シーンの隅々まで堪能できる、とても素晴らしいサイトだと思います。BGM もすごくいいので、音声ありでの閲覧をオススメします。
ぜひチェックしてみてください。