金箔が世界に敷き詰められていくかのようなド派手な演出がおもしろい Rémy Martin のウェブサイト
とても豪勢な仕上がりに息を呑む
今回ご紹介するのは、レミーマルタンというコニャックを製造している企業のウェブサイトです。
ちょっと調べてみた感じ、このレミーマルタンという企業がフランスで創業したのが 1724 年ということみたいなので、かなり歴史がある企業ですね。
今回のサイトではゴールドがテーマになっているようで、まるで金箔のようなオブジェクトが登場し、描かれる 3D シーンの多くがキラキラと金色に輝いています。
リンク:
Rémy Martin - Atelier Thiery Digital Experience - International
徐々に金が上塗りされていく様子が美しい
今回のサイトは CG を使った派手な演出をインタラクティブなコンテンツとして体験させ、そのまま製品に興味を持ってもらい販促につなげていく、そういう意図のウェブサイトだと思います。
この手のお酒のウェブサイトの場合、製品の製造方法や材料について詳しく説明されていることも多いですが……
今回のサイトはあくまでもビジュアルで興味を引かせる、そういうコンセプトみたいです。
ご覧の通り、今回のサイトは金箔のようなオブジェクトが演出上のキーになっています。
WebGL に限らないと思いますが、CG は光沢のある金属なんかは結構表現しやすい材質なので、その点を上手に演出に活かしていますね。
画面をクリックすることでシーンが少しずつ変化しながら遷移していくようになっており、暗闇のなかに黄金のオブジェクトが美しく浮かび上がります。
シーン内に描かれるオブジェクトの多くが、最初は暗闇に溶け込むようにして薄暗い質感で描かれています。
黒っぽいオブジェクトが闇の中にうっすらと浮かび上がったかと思うと、次の瞬間には美しい金色に塗り上げられていくのですが……
この金が塗られていくようなエフェクトが非常に美しくて、思わず目を奪われます。
カメラワークも工夫されており、映像としてもダイナミックで迫力がありますね。
描かれるシーンのほとんどが、金色を主体にした統一された表現なのですが、登場するオブジェクトの種類もそれぞれの場面ごとに異なっていますし、あまり単調な感じはしないですね。
コンテンツとしては数分で見終わってしまうような短いコンテンツですが、結構しっかり作り込まれた 3D シーンが迫力満点で、すごくゴージャスな雰囲気を感じさせてくれます。
恐らく、今回のサイトで扱っている製品は、同社の扱う製品のなかでも高級路線なのだろうと思います。
美しい金属の表現など、WebGL の特性を生かした力の入った美しいコンテンツとなっています。
ぜひチェックしてみてください。
リンク:
Rémy Martin - Atelier Thiery Digital Experience - International