BMW が提供するリアルタイムにコミュニケーション可能な仮想世界をブラウザで体験しよう! Joytopia がおもしろい!
かなりいろんな意味で楽しめるコンテンツ
今回ご紹介するのは、自動車メーカーとして世界的に名前を知られている企業 BMW が、ウェブブラウザ上でリアルタイムにコミュニケーション可能なバーチャルワールドを提供した Joytopia というコンテンツです。
自動車メーカーがどうして…… というのが率直な感想なんですけども、これがなかなかどうして良くできていて、普通に世界のどこかにいる誰かと、リアルタイムにコミュニケーションを取ることができるレベルで仕上がっています。
タイムラグもかなり抑えられており、グラフィックス的にもかなり作り込みがなされており、いろんな意味で驚きにあふれた内容となっています。
リンク:
自由に歩き回って体験できる
今回のサイトでは、まず最初に自分のアバターを選択します。
アバターといってもリアルな現実世界の自分を模したものというよりは、完全に仮想、あるいは仮装、というのがニュアンスとしては近く、まるで着ぐるみのような感じの外見をしたキャラクターになっています。
色を自由に変えることができる他、いくつかのパターンがあるので、好きなものを選択しましょう。
名前を入力すると吹き出しのような感じで頭の上に表示されます。
アバターが立っている場所は、大きなキノコなどに囲まれたバーチャル空間で、おそらくですが、現実世界の森や林、あるいは茂みのような世界観で作られた舞台だと思います。
登場するのは現実世界には実在しないような、クリーチャーっぽい見た目の生き物たちやオブジェばかりで、不思議な雰囲気で満たされています。
CG として単純に見栄えがとても良くて、まるでゲームの中に入り込んだかのような感覚になりますね。
実際に動かしてみるとわかると思うのですが、モーションブラーなども掛かっているようで、WebGL 実装としてはかなり本気度が高いです。
この上のスクリーンショットを見ると、画面の下のあたりにある顔文字(の絵文字)が少しだけ大きくなってると思うのですが……
この画面下にならんだアイコンをクリックすることで、アバターにアクションを取らせることができます。声を発したりするわけではないのですが、ジェスチャーで感情表現ができる感じですね。
歩行は WASD キーなどを利用しますが、視線についてはマウスでクリック、またはドラッグ操作を行うことで自由に操作できます。
基本的に高所などに登ってもそこから落ちるようなことはなくて、歩ける場所は(実際にそこが床のない空中に見えても)結構しっかりコリジョンが作られているようです。
水の表現、金属質な床の表現、光による照明効果など、ほんとにどの場面を切り取っても美しくて、とても素晴らしい出来栄えです。
ショールームのような空間もあり、そこにはコンセプトカー的な 3D モデルが飾られている。
私がこの記事を書くうえでスクリーンショットを撮影すべくアクセスした時間帯は日本での昼間の時間帯でしたが、普通にユーザーがいっぱい同時に入ってきていて…… たぶん10名以上はいたんじゃないかな。
日本でどの程度プロモーションされているのかわからないですが、少なくとも私の環境下では非常にサクサクと動作していて、本当に驚きました。
スクショを撮ろうとワールド内をうろうろしているだけでも本当に面白くて、コンセプトカーのようなオブジェクトが飾られたショールームのようなシーンがなかったら、BMW が提供しているコンテンツだということを忘れてしまいそうな感じでした。
なお、今回はネタバレ防止というわけじゃないですが、3つあるワールドのうち、最初の1つ目の部分でしかスクリーンショットを撮っていません。画面の右上にあるアイコンから、他の2つのワールドに移動することもでき、そちらも負けず劣らず完成度の高い仮想空間に仕上がっています。
久々に、いろんな意味で驚きが大きいコンテンツを見たような気がします。
ぜひチェックしてみてください。