高品質・ハイレベルな WebGL 作品が多数掲載されている Marco Del Valle さんのポートフォリオサイトがすごい!
とにかくこだわりがすごい……
今回ご紹介するのは、Marco Del Valle さんのポートフォリオサイト、Dyad Studios です。
こちらのサイトに掲載されている WebGL 作品のいくつかは、当サイトで過去に紹介したことがありますね。毎回その品質の高さに驚かされるのですが、ポートフォリオサイト自体を紹介するのは今回が始めてです。
見どころの非常に多いコンテンツになっていますので、ぜひハイエンドなマシン環境でじっくりと探索したいところです。
リンク:
技術的にも参考になるものが多い
今回のサイトはポートフォリオサイトらしく、これまで氏が制作してきた作品がある程度分類された状態で掲載されています。
まるでゲームのインターフェースのような感じでちょっと独特なデザインになっていますが、操作方法はそこまで複雑でもないので、ある程度直感的に閲覧していくことができると思います。
トップページでロード完了と同時に表示されるのは Projects のイントロ画面ですが、その他にも Labs といった実験作置き場なども用意されています。
この上の画像を見ると、六角形のエッジラインが見えるかと思うのですが、これがシーン遷移の瞬間をキャプチャしたものです。
言葉で説明するのがすごく難しいのですが、まるでレンズが重なり合ったかのような状態になる独特なシーン遷移演出になっており、トップページはもとより Projects から Labs への移動など、シーン遷移が行われる場面ではこのような演出が発生します。
各カテゴリでは、作品は1つずつ表示され、画面右上に並んでいる六角形のボタンをクリックすることで切り替えできる形になっていますね。
Projects の最新作として掲載されているポルシェのデモなんかは、被写界深度の掛かり方がとても自然でめちゃくちゃキレイです。
車体の手前(フロント部分)はくっきりと描画されていますが、後方に見えている部分がぼやけているのがわかりますかね?
右上にある dat.gui 製のメニューからボケの掛かり具合なども調整できるようになっており、これ単体でも十分に楽しい作品になっています。
その他、Labs にもいくつかの WebGL 作品が置かれていますし、ポートフォリオサイト内には映像作品のページなんかも用意されていますので、ほんとにいろいろな才能を持った人なんだろうなというのがわかります。
WebGL に関連する部分ばかりをピックアップしてきましたが、ウェブサイト自体もあらゆる場面にインタラクションが仕込まれていて、すごくリッチな作りになっています。
いわゆる今風のモダンなウェブサイトの作りというのとは、またちょっと違った感じで……
なんとなくゲームを想起させるようなインタラクションが多く、独特なテイストのポートフォリオサイトに仕上がっていると思います。
ぜひチェックしてみてください。