薄暗く不気味さ漂うジャングルの雰囲気が見事な E-MarketTown のプロモーションサイト
いわゆる EC サイト作成サービス
今回ご紹介するのは、ウクライナで事業が展開されているウェブサービス、E-MarketTown のウェブサイトです。
個人ユーザーでも簡単にオンラインショップを展開できるというのがおそらくサービスの骨子になっており、多くの機能が用意されたかなり本格的なウェブサービスのようです。
しかし今回のプロモーションサイトはどちらかというとミステリアスな雰囲気の、アマゾンというか…… ジャングルが舞台となっています。
ご注意
今回のサイトは蜘蛛、爬虫類・両生類などが画面に映るのでそういうの苦手な人は注意です
リンク:
EMT Promo | Create your own online store is easy.
グローが掛かって雰囲気もお見事
今回のサイトはジャングルという珍しいロケーションを舞台とした 3D シーンになっていて、テーマ的には結構珍しいタイプかもしれません。
ジャングルの、しかも夜の様子を描いているのですがなんとも雰囲気のある演出がいくつか用意されています。もし、虫とか爬虫類・両生類が苦手だったりするとかなりびっくりする可能性があるので気をつけましょう。
サイト内のコンテンツはスクロール操作に連動して進んでいくタイプで、難しい操作などは基本的に必要ありません。今回のサイトはミニゲーム的なものがあったりするわけじゃないので、基本的に文章や画像で情報を伝えることが趣旨になっていると思います。
画面の右側に、毒々しい色使いのカエルがいるのがわかりますかね?
夜のジャングルが舞台になっていて、ところどころ、青い LED で照らしたような幻想的な光によって照らされています。
各シーンごとになにかしらの生き物が映り込んでいることも多く、なかなかリアリティのある画作りがされています。
特に生き物たちはかなり生々しい質感になっていて、なんともリアルです。
今回のサイトの 3D シーンは、暗がりを表現しているのでかなりポリゴン数が意図的に少なく抑えられているように感じます。
明るいシーンを描画するとなると、隅々まで見えてしまうのでやっぱりディティールをしっかり表現する必要があります。反面、暗いシーンの場合は細部はほとんど見えないですし、明るい部分や登場するキャラクターだけをしっかり作り込んでおけば、それほど違和感は感じないでしょう。
このあたりはどういうコンテンツを提供するかという根本的な問題になってくるので判断はその都度する必要があるとは思いますが、あえて暗いシーンを描画するというのも、こうして見てみると結構うまいやり方だなと思います。
ウクライナでジャングルやアマゾンのような世界観がどのように捉えられているのかわからないですが、日本人の感覚からすると EC サイトを作れるサービスとジャングルがどうして結びつくのか…… ちょっとわからない部分もありますよね……
もしくは、提供会社がこういうコンセプトの会社だったりするのかな? そのあたりは若干わからない部分もありますが、とは言え WebGL の実装としては結構特徴的で面白い内容になっていると感じました。
夜のシーンは明るいシーンに比べると細部がごまかせるという側面があるとは言え、ブルーム効果で光をうまく表現するなど、結構しっかりと演出面は考えられているなと感じます。
ぜひチェックしてみてください。