ポップな可愛らしさとエッジの利いたかっこよさが見事に共存する Hisami Kurita さんのポートフォリオ
あまりにも見応えがある
今回ご紹介するのは、日本のウェブフロントエンドでデベロッパーとして活動している Hisami Kurita さんのポートフォリオサイトです。
ポップでどこか可愛らしさを感じるような色使いと、エッジの利いたフォントやレイアウトが完全に調和を保った状態で共存していて、どこを見ても隙がなく、とても完成度の高いポートフォリオサイトとなっています。
イージングの掛け方も含めたアニメーションの実装も見事で、本当に端から端まで楽しめるサイトです。
リンク:
たわむロープのような表現も楽しい
今回のサイトはポートフォリオサイトなので、Hisami Kurita さんが制作に携わったいくつかの事例が掲載されています。
なかには当サイトで紹介したことがあるサイトもありますが、いずれもインタラクティブ性の高い実装内容のものばかりです。
今回のサイトは @kentiy1229 さんがデザインを担当されているそうで、素晴らしいデザインもそうですが二人のクリエイターが一緒にこれを作り上げたと思うと、その過程も含めて本当にすごいですよね。
トップページのローディング演出なんかもすごくかっこよく作られていて、本当に最初から最後までみっちり作り込まれています。
トップページをスクロールしていくと、メタボールのような表現が出てきたり……
ロープがたわむような表現があったり……
随所にインタラクティブ性のある独特な表現が使われています。
いずれの演出にもたくさんの工夫が凝らされていて一言では良さを表現できません。イージングのスピード感なども場所によって使い分けがされていますし、レイヤー構造のような複数の層をまたぐような表現も素敵です。
特徴のあるフォントとカードのようなオブジェクトを使って、表現の方向性が徹底して整えられているのもいいですよね。
曲線的な部分と直線的な部分のバランスや見た目の印象を踏まえた効果が様々な部分で考慮されていて、そこに複雑にアニメーションや WebGL の表現が組み合わさるので息をつく暇がありません。(もちろん良い意味で)
シェーダを使ったディストーションエフェクトや、スクリーンショットこそ撮っていませんがアーカイブのページに見られる立体表現なんかも完成度が高く、非の打ち所がないです……
すごすぎる……
どんなに優れたウェブサイトも、もちろん見る人によって好き・嫌いが分かれますし誰にとってもパーフェクトな表現やデザインというのはこの世の中には存在しません。
しかし今回のサイトには、見る人を驚かせるような仕込みはもちろん、楽しさやワクワク感を抱かせる工夫、そしてそれを見事に実装しきった技術力など、注目すべきポイントがたくさんあるなと感じました。
モバイル版も含めてとにかく隙がない、見事な事例だと思います。
ぜひチェックしてみてください。