もはや何が起こっているのか意味がわからない！超絶技巧満載の Lusion のウェブサイト

doxas : 2023-09-15 12:50:36

これが世界最高峰のやりすぎ案件

今回ご紹介するのは、当サイトでもたびたびご紹介している Lusion のコーポレートサイトです。

普段、Lusion の案件をご紹介するときは彼らの実験作プラットフォームである Labs の事例を紹介することが多いですが、今回はオフィシャルなコーポレートサイトがリニューアルされたようなので、そのご紹介です。

見る者を圧倒するさすがの完成度と、なんでこんなスルスル動くのかマジで意味のわからないハイエンドな WebGL 実装に開いた口が塞がらなくなります。

今回のサイトは WebGL を使っていない部分を探す方が大変なほど、ほとんどの場面で WebGL を使った演出が盛り込まれています。

もはやサイトの一部になって完全に溶け込んでしまっており、どこを切り取っても見応え満点の凄まじいウェブサイトになっています。

トップページの冒頭で表示される最初のビューでも、様々な質感のオブジェクトがひしめき合うように動いたり、流体っぽいエフェクトが掛かったり、最初からめちゃくちゃ惹きつけられてしまいます。

この流体のようなエフェクトはサイト内のあらゆるシーンで有効になっており、常に発生します。このレベルの表現は彼らからするともうオマケくらいの感じなんでしょうね……

ウェブサイト内に表示される動画や画像は、その多くが DOM ではなく WebGL で描かれています。

ですからスクロールに応じて本来だったらありえないようなダイナミックな変形をする場面がたくさんあり、想定外の動きに思わず視線が奪われます。

また、その際の動き方も非常に繊細に調整が施されていて、流れるようにヌルっと動く様子は本当に見事です。

サイトのトップページ部分からスクロールし続けることでコンテンツが次々と切り替わっていきます。

途中からは、もうなんか一種の映像作品なんじゃないかなと錯覚するような、ものすごい WebGL のグラフィックスが押し寄せてきます。

いわゆるデモシーンに代表される、コンピューターグラフィックスを用いて作品を作るカルチャーの、その優れた作品群にも引けを取らない見事な映像には度肝を抜かれることでしょう。

私は抜かれました……

また、About ページなどの下層ページもとんでもないことになっています。

映画やゲームのティザー映像ですと言われても疑わないような、ハイエンドかつインタラクティブな WebGL コンテンツは間違いなく現時点での世界最高峰の WebGL 実装と言っていいと思います。

それらの映像の美しさもそうなのですが、なぜこんなに軽快に動作するのかがマジで意味がわからないですね。

どうなってるのこれ……

どのページを開いてみても、必ず何かしらの驚きがあり、また映像としての完成度やインタラクティブな仕込みの卒のなさは、冗談ではなくこれまでに見たことがないような世界を構築しています。

ゲームにおける CG とも、映画や VFX などの CG とも異なる、ウェブブラウザ上で動作するからこその難しさにまっすぐ向き合い、これほどの次元にコンテンツを仕上げてしまうというのは本当に驚き以外のなにものでもありません。

これ作るの、大変なことももちろんたくさんあったでしょうが、楽しかっただろうな～と想像してしまいます。