
大量の押し寄せるゾンビから逃走するミニゲームが楽しめる Louis Rossouw さんのポートフォリオサイト
あまり見かけないタイプの個性派サイト
今回ご紹介するのは Louis Rossouw さんのポートフォリオサイトです。
キャラクターアニメーションなどを多く手掛けている方で、映画や広告系の案件で CG に関わるお仕事をされている方みたいです。
一方で、エンジニアリングについても造詣が深いようで今回のサイトは WebGL でバッチリ実装されています。
リンク:
襲いくるゾンビたちから逃げ続けろ!
今回のサイトでは、トップページ部分がかなり個性的な WebGL 実装になっていて、逆に言うと、他の部分では WebGL を使った演出が盛り込まれているわけではありません。
映画やプロモーションなどの、いわゆるプリレンダリングの映像でキャラクターを動かしたりすることに長けたスキルセットの方みたいなので、WebGL の実装にもその点が色濃く反映されています。
普通のウェブのフロントエンドではあまり見かけない、かなり個性的な実装になっています。
いや~ これスクリーンショットではほとんど何が描画されているのかちょっとわからないかもしれないですね。
かなり広いシーンを俯瞰した位置から見ているような状態で、広い荒野を一台のバギーが走り回っています。
バギーの他に、一人だけ奇抜な色の服を着た人物がおり、この人物はミニゲームではユーザーが操作可能となる主人公キャラクターです。その他の人の姿をしたキャラクターはすべて NPC のゾンビです。
カラフルな服装の主人公キャラクターに向かって追従するように追いかけてきます。
この上の画像を見ると、画面の中央あたりに光る球体が見えると思うのですが、これはミニゲームを起動した画面になります。
トップページで Play と書かれたボタンを押すとゲームが始まり、この光るボールをいくつ集めることができるか、というミニゲームが始まります。
ゲームの実行中はカーソルの位置に向かって主人公キャラクターが走ってきますので、ゾンビに捕まらないように注意しながらボールを集めていきましょう。どれだけ長く生存できるかなどの情報がそのままゲームのスコアとなります。
その他、サイト内には氏が手掛けた作品の一覧などを掲載したページもありますので、気になる方はそちらのページも見てみるとよいかもしれません。
いわゆる群衆シミュレーションのような感じで大量のゾンビが押し寄せてくる表現は、もちろん CG としては過去に何度も見たことがあるような絵面なのですが、これが WebGL で動いているというのがなんとも味わい深いです。
ミニゲーム風に仕上げてあるのも面白いですし、ゲームとしてだけではなく、トップページでバギーが疾走しながらゾンビをなぎ倒していく様子を眺めているだけでも楽しいです。
BGM の雰囲気もめちゃくちゃ素晴らしいので、サウンドを有効にして遊んでみることをおすすめします。
ぜひチェックしてみてください。