宇宙船のなかのような不思議な空間を活用した表現がおもしろい Nanoshrine Interactive のウェブサイト
かなり個性的な世界観
今回ご紹介するのは、クリエイティブ・テクノロジースタジオ Nanoshrine Interactive のウェブサイトです。
クリエイティブスタジオのウェブサイトらしく、かなり個性的なサイトとなっており、ほとんどのインターフェースは 3D として表現されています。
まるでゲームの世界に入ってしまったかのような雰囲気です。
リンク：
重視されているのは使いやすさではない
今回のサイトは、良く言えばとても演出に凝ったビジュアル重視のウェブサイトと言えますし、悪く言えばビジュアル重視でインタフェースの使い勝手などは二の次、という感じです。
どちらが良い悪いではないですが、そういった割り切りがおそらく作り手の側にもあり、それを踏まえて見てやらないとコンテキストがずれてしまうと思います。
かなりしっかりと作り込まれた 3D シーンが使われていて、そういう意味ですごく手が込んでいます。
舞台は宇宙、さらに言うとなにか宇宙船の中のような空間です。
中央制御室のような感じの重厚な雰囲気の空間はなんとも言えない空気感みたいなものがありますね。
画面の下、カメラに近い部分にはコントロールパネルのような部分があり、そこにメニューが並んでいるという形です。
About などの各下層ページへアクセスするためのボタンが並んでいます。
ボタンをクリックすると、中央に浮かんでいる謎のオブジェが大きく動きます。それをさらにもう一度クリックすることで初めて、下層ページへとアクセスできます。
いわゆる普通のテキストリンクとは異なり、対象のコンテンツを閲覧するためには二度のクリック操作を必要とするインターフェースとなっていて、そのあたりが最初に書いた「インターフェースの使い勝手は二の次」の部分ですね。
これはこれで、世界観をうまく表現しているとも言えますし、何度も書くように良し悪しというよりは割り切りなんだろうと思います。
Works のページでは事例に対するリンクが張ってあるという感じではなく、ショーリールのような感じで動画が再生されます。
個性的なインターフェースと個性的なコンテンツにより、かなり自分たちの特色やスタンスをしっかりと表明したような内容となっていますね。いわゆる普通のコーポレートサイトとは異なる、かなり独特なウェブサイトです。
3D 表現は質感にもこだわりが感じられますし、効果音の使い方なども上手です。
ぜひチェックしてみてください。
