毎回どのように動くのかが変化するおもしろいトップページ！ Local Studio のウェブサイト
ページを開くたびに違う動き
今回ご紹介するのはデジタル・クリエイティブスタジオ Local Studio のウェブサイトです。
フランスの男性二人組が起業したスタジオみたいなのですが、ポップなイラストが使われておりすごく可愛らしく楽しい雰囲気です。
トップページのキービジュアルは、日本で言う丸いメンコのようなオブジェクトが使われた物理演算の WebGL 実装となっています。
リンク：
Local Studio — Digital creative studio
遊び心のある WebGL 実装
今回のサイトでは、WebGL はそこらじゅうに使われているという感じではなく、おもにトップページの冒頭部分、キービジュアルのところが中心です。
というか、キービジュアルというよりも正確には「イントロ演出」で WebGL が大きな役割を果たしている、という感じですね。
ページが開かれた直後、メンコが何枚か重なった状態になっているところに別のメンコが投げ込まれて弾けるように動きます。
日本語ではメンコって言いますけれども、フランスにも同様の遊びがあるんですかね？
そもそも同じ遊び方をするものなのかわからないですが、たぶん、フランスの文化圏の方々ならこれを見てピンとくるものがあるのでしょうね。
このメンコが弾け飛ぶ演出、どうやらページが開かれるたびに若干動きに違いがあるようで、最終的にどういう形に飛び散るのかは毎回ランダムみたいです。
これ、物理演算を使っている都合上、狙ってランダムにしているわけではなくて結果的にそうなってるだけなのかもしれないですが、いずれにしてもおもしろい演出だなと思いました。
メンコが飛び散る冒頭の演出以外の部分で途中チラッと 3D 的な表現が出てくる部分もありますが、基本的には平面的なウェブサイトとしての構成になっています。
大きめに配置されるテキストやその書体も含め、すごくポップで楽しい雰囲気に仕上がっています。
イラストの雰囲気もすごくマッチしていて見ていて楽しい気持ちになること請け合いです。
WebGL と物理演算系の処理を組み合わせたウェブサイトは結構たくさんありますし、そういう意味では今回のサイトではそんなにむずかしいことや珍しいことをやっているわけではありません。
ただ、なんとなくですがどこか偶然性を楽しむ気持ちの余裕のようなものが感じられて、全体的なデザインも含め、いい意味で肩の力が抜けているなと思います。
WebGL 実装としてはシンプルな形ですがとてもおもしろいウェブサイトだと思います。
ぜひチェックしてみてください。
