とんでもない量の高品質なコンテンツが怒涛のごとく押し寄せる The Maison of All Victories がすごい
札束で殴ってくる感じがやばい
今回ご紹介するのは、パリで開催されているオリンピックに関連したウェブサイトで、公開しているのは LVMH グループです。
LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン といえば、ファッション業界に詳しい方であれば絶対にご存知の組織だと思いますが、いわゆる高級ファッションブランドを多数束ねる巨大組織です。
そんな LVMH がオリンピックという祭典中の祭典のために作ったスペシャルサイトというだけあり、物量も質も非常に高いウェブサイトとなっています。
リンク:
The Maison of All Victories | Home
時間があるときにじっくり楽しみたい
今回のサイトを最初に見たとき、わたしはフランス語版を見ていました。
フランス語はほとんど理解できないので、内容が一切わからないままでどこを見てもすごく丁寧に作られているな~ といつものノリで見ていたのですが、なんかどこを見ても異常に丁寧に作り込まれていて、すごいお金掛かってる感がやばいと思ってだんだん不安になってきました。
それでよくドメインを見てみたら LVMH と書いてあって、そこでなにか、腑に落ちた感じがありました。
とにかく高品質なコンテンツが大量に用意されていて、本当に見応えがすごいです。
LVMH はオリンピックの公式スポンサーという形で今回かなりガッツリとオリンピックに関わっているようで、自社のブランドを象徴するようなコンテンツも盛り込みつつ豪勢にウェブサイトを構築しています。
WebGL で訪れることができるメゾンは3階建て+屋上、さらには屋内には無数の部屋とオブジェが並び、本当に建物のなかをゆったりと巡っているかのような体験ができます。
LVMH 傘下のブランドたちにはそれぞれに固有の部屋が用意されていて、全部が 3D でしっかりと作り込まれていて本当にすごいですね。
これモバイル端末だとメモリ足りなくて落ちるんじゃないかな……
コンテンツのなかには、オリンピックに実際に出場している選手たちの紹介があったりもします。3階建てのメゾンのなかをすべてもれなく見ようと思ったら、結構な時間が掛かりますね。
どのコンテンツも抜かりなくしっかり作り込まれていて、本当にすごいです。
さらには、屋上からアクセスできる鳥瞰視点の地図コンテンツでは、聖火リレーの様子が再現されていたりもして、まあ物量が半端ないです。
フランスのファッションブランドのなかには、これまでにも WebGL を積極的に利用してきたブランドがたくさんあります。
今回はそれらを統括する LVMH 自体が提供しているコンテンツということもあり、とにかく気合いが入っていますね。
3D シーンはどれも質感高く作られており、触り心地もしっとりとしていて悪くありません。
1つだけ難点を上げるとしたら、コンテンツの質が高すぎてページを切り替えるたびにローディングが頻繁に行われることになるため、閲覧していくうえでのテンポ感だけは若干阻害されている部分を感じるひともいるかもしれません。
とはいえ、すごく丁寧に作り込まれた素晴らしいコンテンツであることは間違いありません。
ぜひチェックしてみてください。