2074 年を舞台とした架空のデジタル博覧会をウェブ上に再現した Botanic Expo のウェブサイト
どういう文脈で作られたものなのか……
今回ご紹介するのは、Botanic Expo というタイトルが付けられたウェブサイトです。
なんかよくわからないのですが、これはどうやら 2074 年の未来に行われている架空の博覧会をテーマにしているウェブサイトみたいです。
扱っている内容をよく観察してみると、もしかしたら自然保護的な文脈が背景にあるのかもしれないのですがいまいちよくわからない…… ちょっとアート的な感じの、現代に対する警鐘や皮肉を含んだコンテンツなのかもしれません。
リンク:
Botanic Expo | Crafted Futuristic Plants
世界観は現代人が想像する50年後
今回のサイトは、先にも書いたとおりでわたしの読解力の低さも相まって、どういう意味付けがされているのか、制作の動機はなんなのか、というところがうまく説明できません。
たぶん、自然保護の文脈だと思うのですが、少なくとも舞台は50年後の未来の世界です。
未来的な世界観を表現するために、WebGL を使っているんでしょうね。
サイトに入るとまずはイントロの紙芝居的なコンテンツが流れ始めるのですが、どうやらこの部分はリアルタイムの 3DCG ではないみたいですね。
イントロが終わって表示されるコンテンツは WebGL による 3D 表現と DOM でのコンテンツが織り交ぜられたような内容となっていて、どことなく不思議な世界観です。
インターフェースのデザインなども含め、いい意味で最近のゲーム作品っぽい感じになっています。
博覧会の展示を意識しているためか、花の 3D モデルなどが展示物っぽく提示されます。
今回のサイトで書かれている文章や、あるいは表示される CG などのビジュアル自体には、あまり深い意味付けはされていないように感じます。
たぶん、この世界観を見せることと雰囲気重視で組み立てられたビジュアルが大事なのでしょうね。
いろんなタイプの目を引く色、アニメーション、インタラクションが実装されていて、とにかく絵としては良くも悪くも騒々しい感じに仕上がっています。
やっぱりなんとなく、どこかアート作品的な匂いを含んだウェブコンテンツと言えるかもしれません。
CG としての完成度は結構高くて、質感の表現やパーティクルを用いたエフェクトなども、見ていてなかなか気持ちが良いです。
最初にも書いたとおり、いまいちわたしがこのサイトの制作背景とかをうまく読み取ることができなくて、どうしてこういう見せ方をしているのかとか、どうして WebGL でこういう演出をしているのかとか、どうもよくわからなくて歯切れが悪い感じになってしまうのですが……
たぶん、環境保護や未来へ向けて自然を大事にしていこうという、そういうメッセージが込められているのかなと思いました。
ぜひチェックしてみてください。