近未来的な味付けでエンターテイメント性を強調したビジュアルに仕上げた SpaceKart のウェブサイト
もういっそ潔い感じがしてなんともいい
今回ご紹介するのは SpaceKart という組織のウェブサイトです。
これサイト内から読み取れる内容から判断するに、いわゆるゴーカートのコースなどを施設として設置・販売している企業なんですかね?
ものすごくこう、自分たちのビジネスをポジティブに宣伝している感じがなんともいいですね。欧米的な感覚からするとこれくらいの演出・言い回しは普通なのかもしれませんけども……
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WebGL 一辺倒ではない演出
今回のサイトでは、WebGL は確かに利用していますしキービジュアルなどで大きな存在感を放ってはいますが、サイト全体の構成要素を見てみると WebGL だけですべてを賄っているというかんじではありません。
時と場合により、動画や静止画を活用しながら、サイト全体のトーンがチグハグにならないように工夫して組み立てられている感じがします。
トップページの冒頭には、WebGL 製のキービジュアルがドンと鎮座しており、こちらはなかなか存在感があります。
このキービジュアルの円盤のようなオブジェクト、たぶんサーキットのコースを模したものだと思うのですが、見方によってはなにか目というか瞳のような感じもあり、すごく迫力がありますよね。
カーソルをホバーさせると輝きが強くなったり、インタラクティブ性もあります。
スクロールしていくとさまざまなコンテンツが出てきますが、WebGL を使わずにコンテンツを構成しているセクションも多く、むしろ WebGL が使われている部分のほうが限定的な感じがします。
用途に応じて、あるいは見せたい内容に応じて、割り切って実装されている感じがしますしそういう意味では無茶はせずに丁寧に作り込まれているサイトだと感じました。
このサイトのビジュアルだけを見たら、サーキットを敷設するような会社のウェブサイトだって思わないですよね。
背景の部分も宇宙っぽい雰囲気で、コンセプトは一貫しています。あまりゴーカート出てこないですけど……
日本ではゴーカートがそれ単体で商業化されているようなイメージってあまりないというか、どちらかというとデジタル要素が少ない、屋外で楽しむアクティビティというイメージがあります。(あくまでもわたし個人の主観です)
今回のサイトの企業は、たぶんシステムも含めて販売しているんじゃないかなと思うのですが、こういう近代化されたゴーカートをまるっと納品するビジネスというのはどれくらい需要があるものなんでしょうか。
ウェブサイトの雰囲気は、たぶん彼らが表現したいものを上手にビジュアルとして演出できていると思うのですが、ブランディングとしてどの程度成功しているのかはわたしには想像が難しかったです……
WebGL の実装としては、あまり奇をてらったようなことはせずに丁寧に実装されている感じがします。
ぜひチェックしてみてください。