変則的なのに心地よいレイアウトがステキなデザインエージェンシー Atoll Digital のウェブサイト

doxas : 2025-04-17 12:02:32

WebGL だけじゃない凄さ

今回ご紹介するのは、デジタルクリエイティブやウェブ制作を手掛けるエージェンシー Atoll Digital のウェブサイトです。

ウェブサイトのトップページこそ 3D モデルが登場するのですが、以降は平面的なシェーダエフェクトが表現の中心です。

しかしながら、今回のサイトの本当にすごい部分は WebGL 実装というよりもその変幻自在なレイアウトとデザインだと思います。

リンク:

Atoll Digital | Creative Montreal Web Design & Development Agency

WebGL は賑やかし担当

普段、当サイトでは WebGL がただの賑やかしに過ぎない状況をあまり肯定的に書かないというか……

意味や文脈がきちんとある WebGL 実装のほうが優れている、というようにも読み解けるようなことを書いてしまいがちです。

ただ今回のサイトの場合は、サイト全体としての完成度が高いからなのか、WebGL はただの賑やかし担当のような感じがするのに、あまり嫌な印象を受けません。

不思議です……

サイトの冒頭、ロード直後に表示されるシーンには 3D で描画されるコンテナのようなオブジェクトが登場します。

これはいろんな知識や経験をコンテナいっぱいに詰め込んできた、みたいなニュアンスなんですかね?

このコンテナが表示されている時点では、特に変わった演出があるわけでもなく、普通にシェーディングされた 3D モデルが出ているだけです。

ただ、ここからスクロールしていくと変幻自在に DOM が次々と現れては姿を変えていく、すごく興味深い様子を見ることができます。

このダイナミックなレイアウトの変化は本当にすごくて、正直 WebGL はおまけというか、凄さという意味では本当にただの賑やかしにしかなってないなと感じてしまいます。

一応 WebGL の話をしておくと、画像の部分にカーソルを重ねると RGB シフトのような効果が発生するのですが、縦横無尽な DOM の動きに比較するとかなり些細なことに思えてきます。

それはまあ、わたしが WebGL 実装を見慣れてしまっているという変なバイアスもあるのかもしれないですけども……

大きく大胆に配置されたフォントや適切に引かれたラインなど、とにかく見ていて気持ちがよいと言いますか、すごく個人的に好きなウェブサイトだなと感じました。

WebGL が単なる賑やかしになってるということが、なんとなく許せてしまうというのは個人的には新しい経験で、あまり堅苦しく考えすぎるのも良くないのではとちょっと思いました。

スクロールに連動して次々と目まぐるしく変化するレイアウトは必見です。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

Atoll Digital | Creative Montreal Web Design & Development Agency

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