
さまざまな形状のパーティクルが次々と姿を変えていく! arc46 のウェブサイトがおもしろい
あえて FPS を落としているのかな
今回ご紹介するのは arc46 という企業が提供しているサービスのウェブサイトです。
ちょっと詳細までは調べきれていませんが、データベース系の API を提供している感じのサービスみたいです。
今回のサイトでは大量のデータを連想させるような、さまざまな形状のパーティクルが大量に登場し、つぎつぎと姿を変えていく様子を見ることができます。
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インタラクティブ性のあるパーティクル
今回のサイトのパーティクルは、よくよく観察してみると様々な形状をしています。
四角形、三角形、塗りつぶされているもの、されていないもの、あるいはぼやけてエッジが曖昧になっているものなど、いくつかあります。
これらの形状の違いは、なんとなくデータベースのなかにあるさまざまな種類のデータを連想させます。すごくサイトのコンセプトにマッチした演出だなと感じます。
パーティクルの部分は、カーソルを動かしてやると干渉することができるようになっています。
言葉で説明するのが難しいのですが、カーソルの動きに引っ張られる感じのように見えることもありますし、カーソルの位置から弾き飛ばされて動いているような感じに見えることもあります。
パーティクルが密集した形態になっているときほど、効果がわかりやすく感じますね。
きちんとストーリーがあって、それに沿って姿が変化していくような感じもあり、なかなか手が込んでいるなと感じました。
今回のサイトには縦長にいくつかのセクションが用意されていますが、その中間あたりでスクロール操作を止めてしまったりすると、勝手に一定量スクロールしてセクションの中央に位置するように収束します。
もちろん感じ方にはひとそれぞれあるとは思いますが、個人的にはこの収束する一連の動きがちょっと気持ち悪く感じました。なんというか、こう…… はっきりしないどっちつかずな感じといったらいいでしょうか……
もう少し、収束が始まったらもういっそ勢いよくパッとシーンが切り替わってくれたほうが、触り心地が良くなったんじゃないかなという気もします。(あくまでも個人の感想です)
ちょっとネガティブにも受け取れるようなことを書いてしまいましたが、けして品質が低いということではありません。
たぶんここで言及したような、イージングや演出が始まるまでのタイミングみたいな部分は正直言って個人個人で感じ方がずいぶん違うと思いますし、中途半端なところでスクロール操作がなくなったときにウェブサイトがどう振る舞うべきか、みたいなことも絶対的な正解があるわけではないと思います。
個人的には今回のサイトはビジネスとしての文脈と WebGL 実装のビジュアルがうまく結びついているところが見事だなと感じました。
ぜひチェックしてみてください。