iPhone とリアルタイムに連動する GLSL シェーダコーディングを楽しもう! Filters がリリース開始!
GLSL とカメラアプリのコラボレーション
Filters は先日リリースされたばかりの iphone アプリ。
GLSL を用いたシェーダコーディングとカメラアプリをうまく組み合わせた今までにない新しいタイプのカメラアプリになっています。
今回はこの Filters について簡単にご紹介します。
独自のフィルターを作り出そう!
Filters では、iphone と連動して動作することによって、PC 側で記述したシェーダがリアルタイムに iphone にも反映されるような仕組みになっています。
PC 側で書き換えたコードがリアルタイムに反映されるというのはなかなか斬新です。
上図は Filters の公式サイトからの引用ですが、PC の画面と iphone が同期している様子が描かれています。
実際に動かしてみた感じもまさにこんな雰囲気で、リアルタイムに反映される様子はなかなか面白いです。
カメラアプリは本当にたくさんの種類があって、基本的にはプリセットで組み込まれているフィルターを撮影後などに適用するものがほとんどだと思います。Filters の場合は、自分で好きなように GLSL でフィルターを記述できるわけですから、原則無限大の可能性があるということになります。
以下の画像は、サークル型にフィルタの適用範囲を限定して、自由にモザイクのかかる領域を変更することができるカスタムフィルタの様子です。
ピンポイントモザイクフィルター!
このフィルタの作者である@edo_m18さんが、Qiita でフィルタ作成のヒントになりそうな記事を公開してくれています。
GLSL のシェーダコーディングというとすごく難しそうなイメージがあるかもしれませんが、基本的な内容であればそれほど難しくはありません。
最近では先ほどの Qiita のテキストのように、解説を行っているページも増えてきています。
これを機会にシェーダコーディングにチャレンジしてみるというのもいいかもしれません。
自作フィルタは投稿もできる!
Filters で自作した GLSL のフィルタは投稿することが可能です。
当然、他の誰かが作ったフィルタをぼんやり眺めることだってできます。
特徴的なのは、jsdo.it などでおなじみの Fork 機能を搭載しているところ。気になるフィルタを見つけたら、積極的にフォークして自分なりに改造してみるというのも面白いと思います。
iphone で動作するので、ユーザーの操作を動的に受け取って挙動が変化するフィルタを作ることができるなど、たくさんの可能性があるこのアプリ。
気になる方はぜひチェックしてみてください。