オンラインレーベルの分解系が放つ WebGL 製の音楽作品 dendel voile がすごい!
X68000 で制作された素晴らしい現代の音!
今回紹介するのは、一見すると WebGL と全く関係のなさそうなネットレーベル界隈のお話し。
分解系というネットレーベル、ご存知ですか。私は恥ずかしながらまったく無知だったのですが、この分解系から配信されているデモまでをひとつのくくりにした音楽作品のなかで、WebGL が使われています。
しかも音源は X68000 で制作されているとのこと。ぜひチェックしてみてください。
デモの中ではアスキーアート風に 3D 表示
楽曲は全部で 5 曲収録されている今回の作品。
デモがスタートすると、まず最初は X68000 の外見をそのままテクスチャとして貼りつけたモデルがレンダリングされていますが、再生が始まるとこれがアスキーアート風に変わります。
左側には、各楽曲の作品名が並んでいます。
そして右側には、常になにかしらのコマンドのようなものが流れています。
私自身、まったく作曲に関して詳しくなくて申し訳ないのですが、恐らくこれが楽曲の再生のためのコマンドか何かなのだと思います。
画面の左側にカーソルを持っていくと、DOWNLOAD の文字が現れます。
ここからはソースとなるコマンドファイル、そして MP3 形式の音声ファイルがダウンロードできるという素敵な大盤振る舞い。
デモの完成度もさることながら、こういうふうに作品を広く提供してくれるというのは、視聴する側からすればまさにネットレーベルの最大の利点でもありますね。
分解系って?
公式サイトから引用すると……
Bunkai-Kei recordsはGo-qualia、Yako主宰によるエレクトロニカ / IDM / アンビエント等の楽曲を中心とした日本のオンライン・レーベルです。
公開されている作品の数もかなりあり、どれもハイセンスなものばかり。
今回紹介した作品は、なんと X68000 の生みの親である SHARP の公式 Twitter アカウントからも言及されていて、インターネットを通じたこういった活動の素晴らしさをあらためて感じることができました。
作曲されたのは hizmi さんという方のようです。ジャケットやサイト制作はまた別の方が携わっているようで、まさに才能のコラボレーションという感じです。
音楽作品としても、また Web のオンラインデモとしても完成度の高い今回の作品。ぜひチェックしてみていただければと思います。