警察から逃げきれるか! どこかレトロな風合いの WebGL 製レースゲーム Thug Racer!
犯罪者が捕まらないように逃走!
今回ご紹介するのは、WebGL 製のレースゲームである Thug Racer です。
Thug という単語の意味としては、犯罪者とか、チンピラ、ゴロツキ、みたいな解釈になるようで、ゲームの内容も警察に捕まらないように逃げるというもの。
レースシーンは一応 3D ですが、なんとなくレトロな風合いが不思議な雰囲気を作っています。
サイレンの音が聞こえたら慎重に
まずはじめに断っておくと、このゲームはまだベータ版みたいですね。一応、モバイルにも対応しているみたいなのですが、実際には試していません。
PC で操作する場合にはカーソルキーを使って車を操作します。ほとんど直感的な操作になるので、操作方法で困惑するようなことはほとんどないでしょう。
警察から逃走するというテーマのゲームながら、その BGM は完全に軽いノリになっており、楽な気持ちでプレイすることができます。
基本的にアクセルが自動で踏まれている状態なので、カーソルキーをうまく利用して左右に道路を駆け抜けていきます。一応、下方向にキー入力するとブレーキを掛けることもできますが、全体的にあまり厳しい操作を求めるような場面はないですね。
画面の中には残り時間やスコアらしきカウントアップしていく数値、そして現在の走行時速が表示されています。
これを見る限り時速 300km ぐらい出てますけど大丈夫なんでしょうか(笑)
無駄に軽いノリの BGM と警察から逃げるという不思議なシチュエーションがなんともシュールな味わいを醸しだしています。
そして、どういうわけか自車以外のコースを走っている NPC 車両の解像度がやばいです(笑)
なんというか、技術的なこと云々ではなく、現在はベータ版らしいこともあってかなりネタ的な面白さが傑出した作品になってしまってます。今後はさらにパワーアップすることがあるのでしょうか……逆に気になります。
ちなみに、パトカーのサイレンが突然聞こえてくることがありますが、サイレンが鳴っている最中にコースアウトしたりすると逮捕されてしまうのでゲームオーバーになってしまいます。
WebGL の実装には独自のライブラリが利用されているように見えますが、こちらも実際のコードを見てみると不思議な感じの記述がされていますね。
「とにかく派手で目を引く」という作品ではないのですが、いろんな意味で気になるポイントがたくさんあります。動作自体はさくさくと軽快ですし、ちょっと遊んでみる分にはいいのではないでしょうか。騙されたと思って、軽いノリでチェックしてみてください。