自動車メーカーのルノーが新モデルを WebGL でビジュアライズ! 高級感すら感じる出来栄えが見事!
自動車メーカーが相次いで WebGL 界に
今回ご紹介するのは、フランスの自動車メーカーの老舗、ルノー(RENAULT)の新モデルをビジュアライズした WebGL デモです。
ルノーという自動車メーカーはあまり日本ではメジャーではありませんが、でも名前くらいは誰もが聞いたことがあると思います。
先日はプジョーが WebGL 実装の新モデルキャンペーンサイトを公開していましたが、海外では WebGL を利用した自動車メーカーのプロモーションが本当に増えてきていますね。
なかなかの完成度を誇る仕上がりになっていますので、ご紹介しようと思います。
明と暗をうまく表現した作品
まずページを開くと表示されるロード画面は、全体に黒を貴重としたデザインになっています。
薄暗い空間に、うっすらと浮かび上がる自動車のフォルムが、かすかな期待感を抱かせる、なんとも憎い演出だなと思います。
暗いシーンでロード画面をしばらく眺めさせられる効果もあって、ロード完了後に、一気にライトアップされたシーンが描画されると思わずオッと声が漏れそうになります。
明と暗をうまく利用し、効果的にプロモーションできており素晴らしいと感じました。
自動車のモデルは全体的に結構ディティールがしっかりしていて、外装だけでなく内装についてもちゃんと作ってあります。そこまで精巧というほどではなく、どうしてもポリゴンのエッジなどが見えてしまったりはしますが、なかなかリッチな仕上がりなのではないでしょうか。
まるで車に乗り込むときのようなカメラワーク。
画面内に置かれているボタン型のアイコンをクリックすれば、内装をチェックするモードに切り替えたり、颯爽と車が走っていくショートムービーのようなモードに切り替えたりといったことが可能です。
また、通常は明るい室内に置かれたようなシーンになっていますが、この明るさについても切り替えることができるようになっており、暗闇でヘッドライトが眩しく輝いている様子を存分に堪能することができます。
全体的に、派手というよりは非常に丁寧に作ってあるなという印象を受ける今回の作品。
自動車は本当に WebGL と相性がよく、こうして 3D 表現されるとショールームに行かなくても(もちろん行ったほうが良いことはまちがいないですが)新モデルの魅力を感じることができて、とてもいいですね。
ヘッドライトが輝く様子はビルボードによる表現ですが、それでもなんだかすごくカッコよく見えるから不思議です。
プロモーションサイトとしても、また WebGL 実装としても、見て楽しい完成度の高いサイトに仕上がっています。ぜひチェックしてみてください。