こんなパーティクルデモ見たこと無い!? ウェブカメラとパーティクルが融合した GPGPU Particles!
ウェブカメラモードも搭載したパーティクルデモ
今回ご紹介するのは、フランス在住のエンジニアの方の作品で、パーティクルを効果的に利用した素晴らしいデモです。
ポートフォリオサイトがパーティクルのデモによる実装で構築されているほか、ウェブカメラを利用した、インタラクションに特化したデモも別ページで用意されています。
流体表現とカメラの映像を組み合わせた作品はかなり完成度が高く、必見です。
高負荷なのはお約束……
さて、今回のサイトはキャプチャ画像だと暗くてよくわからないかもしれませんが、黒地の背景に大量のパーティクルが浮遊する、流体力学とパーティクル表現を合わせたようなデモになっています。
パーティクル系のデモは大抵がそうなのですが、このサイトも非常に負荷が高いです。
貧弱な GPU のマシンで長時間閲覧すると、夏場ですし、いろんな意味で怪しいので気をつけてください(笑)
パーティクルは、絶えず水の中を漂うような動きで画面内を流れていきます。ところどころにパーティクルが引っかかったようになり、動きが遅い箇所ができるようになっており、それによりパーティクルで模様を描き出すという仕組みですね。
うーん、キャプチャ画像ではやっぱりなかなかその圧倒的な物量感などが伝わってきませんね。
こればかりは、実際に動いている様子をご覧になってみていただきたいところです。
ちなみに、背景に描画される模様や元画像は、ページ内に埋め込まれているリンク文字と連動して変化するようになっています。
マウスオーバーでラベルのように模様がつくタイプのリンクの上に、カーソルを持っていくことで背景がリアルタイムに変化します。このときもパーティクルの動きにぎこちない感じはまったくなく、とてもスムーズに背景が切り替わっていきます。
物憂い表情の女性がパーティクルによって表現されて、うっすらと浮き出しているのがわかるでしょうか。
同様のロジックを使ったウェブカメラモードには、ページ内に設置されているリンクからたどり着けるようになっています。画面の右端にある、縦向きになっているリンク文字をクリックすれば、ウェブカメラバージョンへとページ遷移します。
ウェブカメラへのアクセスを許可すれば、リアルタイムに映像を取得してパーティクル表現する様子を閲覧可能です。これは圧巻の出来なので、ぜひ見てみていただきたいですね。
ウェブカメラモードでは、パーティクルの動きやその速さ、パーティクルのサイズのほか、色などのパラメータを自由に調整できるようになっています。
なにせ負荷が若干高めなので、長時間じっくり楽しむというのは端末のスペック次第で難しい場合もあると思いますが、いろんなパラメータをいじってみると雰囲気が変化してとてもおもしろいと思います。
作者の方は FWA などの著名なアワード等でも受賞歴がある方のようです。
発想もさることながら、実に見事な実装に思わず感嘆の声が出ること請け合いといった感じです。ぜひご覧になってみてください。