その額なんと総額 15 兆ドル! いまだかつてない超ド級のデータビジュアライゼーションがすごい!
まさに天文学的な数値
今回ご紹介するのは、世界全体の金融関係の取引を可視化した、今までにないほどの大きな数値を扱う WebGL ビジュアライゼーションデモです。
15 兆ドルという、途方も無いような桁の数値を可視化すると、いったいどんな世界が見えるのでしょうか。WebGL デモのなかでもダントツに桁の大きな数値の可視化だけに気になるところですよね。
サイト全体のつくりもかなりしっかりしており、必見のデキとなっています。
パーティクル一個が……
今回のデモは、まさにワールドクラス!
世界全体の金融の取引データ、その総額 15 兆ドルを可視化しているため、レンダリングされるパーティクルの粒ひとつひとつが、なんと 100 万ドルです。
もう一度言います。
百万ドルです!
画面のロードが完了すると、ビューモードを選択するインターフェースが出てきますが、その背景には既にうっすらと地球が見えています。
そして、静止画ではわかりにくいですが、小さな砂粒のようなパーティクルが上のほうから地球に向かって降り注いできており、このパーティクルのひとつひとつが、取引のデータをそのまま可視化したものになります。
先述のとおり、この粒一個でなんと 100 万ドル、日本円ならゆうに一億超えですから、そのスケール感が半端ないです(笑)
球体の状態でデータを眺める以外にも、平面のマップで眺めることもできます。
左側に寄せて配置されているメニューから、ビューの切り替えのほか、地名のラベルの表示非表示のトグルなどが行えるようになっています。
単純にウェブサイトの実装として見ても、このあたりの UI が非常によくできており、かなり完成度の高いサイトに仕上がっているなと感じさせてくれます。
用意されているプリセットのビュー方式だけでもかなりのバリエーションがあり、球体や平面のマップすら排除して、それぞれの取引データだけを可視化することも可能です。
パーティクルの色にはそれぞれきちんと意味があり、これについては画面の下のところにインフォメーションが常に表示されています。
地域による取引内容の違いなどもバッチリ見ることができるので、資料として見ても大変意義のあるものなのではないでしょうか。
とにかく隅から隅まで隙のない、素晴らしいサイトだと感じました。
また、可視化されているデータは、どうやらハーバード大学の研究データを利用しているみたいなので、こちらもかなり信ぴょう性の高いデータと考えてよさそうですね。
黒い背景に浮かび上がる、大量のパーティクル。
そしてそのひとつひとつが想像を超えたビックなドリームだと思うと、不思議とそわそわします。
ぜひ、ご覧になってみてください。