テレビゲームに夢中になる少年の姿が見る者の心をくすぐる驚きの WebGL ショートデモ

doxas : 2015-08-29 13:17:02

誰もが熱中したテレビゲームの世界

今回ご紹介するのは、Codepen に投稿されている WebGL のデモ作品。

作者の方はどうやらドイツのフロントエンドエンジニアのようで、今回の作品以外にも、three.js を利用した比較的ローポリゴンなモデルによるデモをいくつか作成されているようです。

今回のショートデモは WebRTC によるカメラアクセスなども使われていて、非常に良く出来ています。

ゲーム小僧だった人ならきっと誰もが経験したことのある、夜中にこっそりゲームを遊ぶ……そんな風景が見事に再現されています。

カメラアクセスを利用してテレビに投影

今回のデモの操作可能な部分は、けして多いというわけではありません。

できることは、ホイール操作によるズーム率の変更、そしてドラッグ操作による視点の移動くらいのものです。

基本的に放置しておいてもカメラワークは勝手にされるというか、常にゆっくり動いている状態なので、そのまま眺めているだけでも楽しめるでしょう。

薄暗い部屋に置かれたソファーの上で、少年がひとりゲームに熱中しています。

この薄暗い雰囲気がなんともいい感じですよね。パーティクルやシャドウをうまく利用して、幻想的とも言えるような、夜の不思議な空気が見事に再現されていると感じました。

また、WebRTC によるカメラアクセスを利用しているので、ページを開くとアクセス許可を求められる場合があります。

ウェブカメラを搭載している場合は、ぜひこれを許可してみましょう。

このウェブカメラへのアクセスを許可すると、シーンにちょっとした変化が起こります。

いったいなにが起こるのかと言うと、まずデフォルトの、カメラアクセスを行っていない状態が、以下の状態です。

少年と、テレビ、そして家具などがレンダリングされています。

これが、カメラへのアクセスを許可するとこんなふうになります。

まあ、だいたい想像どおりだとは思いますけど(笑)

ウェブカメラからの入力を、そのままシーン内のテレビのスクリーンに映してしまうというわけですね。

少年が私の顔を見て熱中しているというのもなんか変ですが……この仕組み自体は非常に面白いなと思います。

WebGL の実装としては three.js を利用している形ですが Codepen にこれを投稿しているというのがなんとも面白い。ライティングや影の表現が上手に組み合わされているので、暗い部屋の雰囲気もよく出ていると思います。

当然、コードは Codepen なので全部しっかり見えます。これを参考にすれば、同様のデモを作ることも比較的容易いでしょう。

ぜひご覧になってみてください。

リンク:

playing kid — morph and skeletal animation

Sascha Sigl

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